一の鳥居をくぐると、青々とした芝生が広がっています。ちょうどこの日は、旧暦に合わせて”七夕まつり”が行われており、境内は地元の学生や子供たちで賑わっていました。
二の鳥居をくぐると、その先は人も少なくひっそりとした雰囲気。下の写真の、ちょうど鳥居の間に見えるのは、細殿と呼ばれる建物。その前には、立砂という一対の円錐状の盛り土がしてある。何でも、その昔に太古別雷神(わけいかづちのかみ)が光臨したという神山の形を模って作られてあり、神が降りる憑代(よりしろ)だなのだそう。店先などに置かれている、災難除け浄めの「盛り塩」の起源はこれだとも言われています。
御神体のある本殿は、流れ造りという、後ろよりも正面の方が長く延びた曲線の美しい屋根が特徴です。本殿の横には、全く同じつくりの権殿という建物があります。
本殿・権殿の入り口には、それぞれ右側に金獅子、左側に銀狛(犬)と、これもまた全く同じ狛犬がいる。さらに、扉にもその金獅子、銀狛の絵が描かれている。神職さんが神様をお守りせずに、夜な夜な遊びに出ていた狛犬を絵に描いて封じ込めたというお話をしてくれました。
最後に、帰りのバスで一緒だった学生らしきアメリカ人の3人連れ。地図を見ながらなにやら会話していた彼ら、聞くともなしに聞こえてしまった衝撃の一言。・・・・upper duck here, there is lower duck in south. ここは上賀茂で、南の方に下鴨があんねん、ってノリなんでしょうが、英語に直訳すると笑えますね。
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