月曜日, 3月 03, 2008

CAPE OF GOOD HOPE

今日は、XX歳のお誕生日。その誕生日は、やはり世界遺産の地で迎えよう、と思ったからというわけでもないのですが、この日はケープ半島の一日ツアーに出かけました。誰でも知っている、”喜望峰”へ行くツアーです。南アフリカには世界遺産がたくさんあります。ケープタウンから近いところには、あのネルソン・マンデラ氏が投獄されていた刑務所のある、ロベン島が文化遺産として登録されており、もうひとつはケープ植物区保護地域群といって、ケープ半島国立公園を含む広い範囲が自然遺産に登録されています。ロベン島は昨日、テーブルマウンテンの上から眺めたので満足(一番右下の写真に、ぼんやりながら写っています)。マンデラ氏のことや南アフリカの歴史的背景がよくわかっていないので、英語ツアーで島を訪れても、豚に真珠かな~、と思ったもので。
話を喜望峰、英語では”CAPE OF GOOD HOPE”に戻します。実はここが、最南端と誤解されがちですが、実際にはここから東南東へ約150km離れているアグラス岬アグラスというところががアフリカ大陸最南端だそうなのです。
ツアーコースのおさらいも兼ねて、右の地図の説明を。
ケープタウンを出て、地図で言うと半島の左側を海岸線に沿って南下。街を出るとき、2010年のサッカーワールドカップのために建設中というスタジアムの横を通過。余談ですが、南アフリカではサッカーはメジャースポーツ。英国リーグのチームも度々試合にやってくるそうです。ホテルのテレビでも、サッカーチャンネルが2-3個ありました。
この日は、やや風も強く、海岸線を走っていると随分波も高いようです。やはり、昨日にテーブルマウンテンに登っておいて、正解だったかも。


ツアーのバスは、campus bayやmaidens coveを経由。朝靄のせいで、霞んでいるのですが、うわぁ~きれい、を連発する景色が続きます。そして、hout bayでデイカー島のアザラシに会うためクルーズ船に乗り込む。やっぱり波が高くて、船が揺れた瞬間に、思いっきりザブンと海水を足に浴びてしまいました。太陽がサンサンと照っていたので、すぐに乾きましたけどね・・・。
野生のアザラシを間近で見て、ひとしきり興奮した後、断崖絶壁を掘って作られた、Chapman's Peak Driveという絶景ドライブコースを疾走。 ここの、道路は本当にすごい。トンネルというより、車が通れるように断崖をくりぬいて作ったという感じ。バスの中からでは、なかなかそれを伝える写真が撮れなかったのですが・・・。断崖の中腹にある、黒い線のように見えるのが、道路なんです。




そのまま、メインのケープ半島国立公園内に入り、目玉である喜望峰、およびケープポイントへ。喜望峰では、お決まりの看板の前での写真撮影。ここで、お見せしているのは、バンザイをしている見ず知らずのおじさん。ツアーバスが何台か乗り付けていたので、写真撮影も順番待ち。なんだか、テンション下がるな~、と思っていたら、野生のオーストリッチ(ダチョウ)に遭遇。看板そっちのけで、ダチョウを追っかけ写真を撮る・・・。


ケープポイントでは、ケーブルに乗って灯台に登り、インド洋と大西洋がぶつかるポイントはいずこ?、と目を凝らす。空が青~い、海も青~い。しかもどこまでも続く~。
ケープポイントから望んだ喜望峰、ここが”CAPE OF GOOD HOPE”じゃ。






ケープポイントで、やたらと目にしたbaboon(ヒヒ】に注意の看板。野生のヒヒは凶暴で、食べ物目当てに襲ってくることもあるので、警戒が必要らしい。ところが、一匹も目にすることなく、安心しながらもちょっと残念・・・。
と思っていたところ、遅めのランチに立ち寄ったレストランで、子連れのヒヒと遭遇。赤ちゃんヒヒはかわいかったです。レストランでは、食べ物目当てに店内に入ってこようとするヒヒ相手に、大騒ぎでしたけど・・・。







次は、個人的にとっても楽しみにしていたペンギンに会いに、ボルダーズビーチへ。ここのペンギンは、ケープペンギン・アフリカペンギン、あるいはジャッカスペンギンと呼ばれ、南アフリカとナミビアにしか生息していないらしい。野生のペンギン、海岸には木製の桟橋がかけられ、人はその上から観察できますが、海岸に降りたり、ペンギンに近づくことは出来ません。見られている事に慣れているのか、全く気にせずのほほんと過ごすペンギン達。その数・・・・、多すぎて絶句。
もうお腹いっぱいなのですが、もう一箇所、キルテンボッシュ植物園に立ち寄る。短い時間ながら、これまた野生の鳥たちや花にテンションは最高潮。


←ここで、撮ったお気に入りの写真。ちょっと、アフリカっぽい?


なかなか、忙しいツアーではありましたが、大満足でした。




夕食は、ちょっとおしゃれなアフリカ料理のレストランで。オーストリッチを初めて食べました。鶏肉というより、柔らかい赤みのお肉という感じ。game meatといって、オーストリッチのほかにもインパラやクドゥ、クロコダイルなどの名前がメニューにありました。

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