京都の万華鏡ミュージアムに行ってきました。前に
文化博物館に行った時に、近くにあるのを知って行ってみようと思っていたんです。たまたま、
ミュージアムのサイトをチェックしたら、万華鏡の講習会なんてものも開催されていることを知りました。
手作り万華鏡・・・、かなり興味津々で、友人とともに参加して来ました。ミュージアムの隣にある建物の、会議室に20人ほど集まっての講習会。意外に参加者が多いのと、老若男女それぞれなことに少しびっくり。毎月テーマを変えて開催されているようで、常連さんも多いようです。
今日のテーマは雪の結晶なので、万華鏡の見た目も雪で統一。鏡を2枚使った、左のようなキットで作ります。オブジェクトと呼ばれる、実際に万華鏡で見る時の具?は、ガラスやビーズ、スパンコールを好みで組み合わせて入れました。オイル式と言って、オブジェクトはゆるいグリセリンの溶液と一緒にセットするので、万華鏡を回したときに独特な動きでゆっくりと変化します。
オブジェクトやオイルを入れる最終の仕上げは、やはり一番の要らしく、講習会の先生たちがやってくれました。左の写真がその仕上げの段階、オブジェクトにオイルを入れて封をしてもらっているところです。手前にある筒の中に2枚の鏡と黒い厚紙を2等辺三角形状に合わせたものが入っていて、スポンジで固定してあります。この二等辺三角形がポイントで、この角度で見える形が決まります。
これだけだと、万華鏡で変化する視野はただの6角形ですが、この三角形の底辺部分に黒いシルエット〈今回は波型に切ってありました)を張ると、何と見事に雪の結晶になっちゃうのです!!! いやぁ、とっても奥が深い。
出来上がったのは、
な~んてことないこんな感じのもの。でも、この中には思わず夢中になってしまう幻想的な世界が。
万華鏡で見える模様は、まさに一期一会。絶対に、2度と同じ模様が見られることはありません。なんでも、万華鏡を見るという行為には、癒しの効果があるそうです。まぁ、私が作った万華鏡なんてたいしたもんじゃありません〈でも、下の写真はきれいでしょ?)が、ミュージアムに陳れるされていた万華鏡の数々は、芸術作品と呼んでしかるべきのものがたくさんありました。作ることに興味のない方でも、一度ミュージアムに足を運ぶことをお薦めします。どの万華鏡も、自分で触って、どんな景色が見えるかを楽しむことができますし、一時間に一度、ミュージアムの白い壁に投影式の万華鏡の模様を写して見せてくれます。浮世を忘れられるひと時を過ごせますよ。