土曜日, 11月 28, 2009

Wicked

久しぶりにミュージカルを見に行って来ました。劇団四季の”ウィキッド”。日本でのミュージカルは、劇団四季のものしか見たことがないのですが、ブロードウェイを忠実に日本版した、という感じで完成度が高かったです。
言わずと知れた、オズの魔法使いのスピンオフ、悪い魔女として登場していたエルフィを主役にしたお話です。
なんと、堂島ロールで有名な”モンシュシュ”がこのエルフィをモチーフに、ピスタチオで緑に色付けした”エルフィロール”なるものも売り出していました。写真では、緑というより褐色がかってますが→
ミュージカルも楽しかったですが、クリームたっぷりのロールケーキも、大変美味しゅうございました。

月曜日, 11月 23, 2009

泉涌寺窯もみじまつり

泉涌寺で、もみじの時期に合わせて陶器市をやっているとウェブで知りました。どこにあるかも知らないお寺でしたが、京都の紅葉といえばたぶん一番に名前が挙がる東福寺のお隣にあるようです。昨日、紅葉を見逃したこともあり、ちょっと行ってみるのもいいかなと昼下がりから出掛けてみました。覚悟はしていましたが、東福寺に向かう尋常ではない人並みにげんなり。陶器市も日が暮れると店じまいのようなので、もみじ鑑賞は諦めてそちらを見に行くことにしました。五条の陶器市のように宣伝も大々的ではなく、露店もたくさん出ていないし、本当にその界隈にある窯元さんが軒先に作品を並べて売っている、という感じです。軒先の品物を見ていると、家の中まで見せてもらえたり、奥に入るとそのまま工房に続いていて、本当にここで作品が作られているっていう臨場感がありありでした。道端にも、面白い作品や陶器のランプシェードなどが展示されています。
その中で目を引いた、↑怪獣君と、陶器で作ったバッグ。
そして、大人買いしてしまった、平安陶花園のお湯呑みとお茶碗。鮮やかな黄色や緑、パステルカラーがあまりにかわいくてセットで揃えてしまいました。いっちんという手法で、立体的にふちどりされた絵柄と、唐子やふくろうなどが飾りで付いていて本当にかわいい!なんと市価の3割くらいのお値段でしたよ。定価だととても日常使い出来るお値段ではなく、お値打ちに買えてラッキーでした。来年もチェックしなくては

日曜日, 11月 22, 2009

吉野山

関西で出掛けていない世界遺産、残すところあとわずか。もちろん、季節によって見どころも変わってくるので、同じ場所に何度行っても楽しめるのですが。今回は、桜の名所で有名な吉野に、紅葉を見に行ってきました。ちょっと遅すぎた感も否めませんが、枯れ山の落ち着いた姿もなかなかよかったですよ。
ケーブルの吉野山口から、バスで一気に奥千本まで登りました。ここを徒歩で上がっていく人も多いようですが、かなりきつそう・・・。登りは楽をして、下りは観光しながら徒歩でゆっくり行こう、というのが本日の計画。まずは、森林浴がてらに山道に分け入って、西行庵を目指します。西行は、平安時代末期から鎌倉時代にかけてたくさんの句を残した歌人。もともとは武士で、出家して僧侶となり、各地を旅して句を詠んだそうです。私も知っているものに、”桜願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃”という句があり、実際そのような状況で亡くなったという逸話があります。
結構急峻な道を歩くと、少し開けたところに西行庵がありました。桜のころには奥千本の桜がきれいだろうな、と想像でき、ほんの少し早ければ庵の周りのもみじの紅葉に間に合っただろうな、というちょっと残念な景色でした。実際西行がここで暮したのは、まだ若いころの数年らしいし、もちろん庵は、再建された新しいものなのですが、周りに何もない侘しい雰囲気が、前述の句にぴったりな気がしました。吉野山は、大峰山を経て熊野三山へ続く山岳霊場の修行道である大峯奥駈道の北の入口です。その”大峰奥駈道”自体が世界遺産に登録されています。そもそも、”大峯山”とは単独の峰を指す呼称ではなく、信仰および修行の場としての山々の総称であり、吉野山から山上ヶ岳に至る山岳聖地全体は”金峯山”と呼ばれるらしいのですが。この吉野山には、金峯山寺(きんぷせんじ)、大峯山には大峯山寺があります。この大峯山、未だに女人禁制・・・。大峯山寺には3-4時間の山登りをしなくては辿り着けず、つまり山にすら入れない女性は参拝できない・・・。祇園祭の山鉾にも、女性は入れないところがあり、時代錯誤と感じると同時に男に生まれればよかった、と思ったものですが。まぁ、その数倍の頻度で女でよかったと思うのでいいんですけど。おっと、話がそれてしまいましたね。さて、吉野の世界遺産のお話の続き。吉野山とともに、金峯神社・吉野水分神社・吉水神社・金峯山寺の4つが世界遺産の一部として登録されています。西行庵から少し山を下って、まずは、奥千本にある”金峯神社”にお参りしました。ひっそりとして人もまばらでした。秋の行楽シーズンでも、この山奥にまで来る観光客は少ないようです。境内には、かの源義経が隠れていたという、”義経隠れ塔”という簡素な塔もありました。その後は、かなり膝が笑いそうになる急な下り坂を歩いて上千本にある、吉野水分神社へ。水分と書いて、”みくまり”と読むそうです。朱色でちょっと派手目な門を入ると、中はやはりひっそり。神社の本殿は、萱ぶきで落ち着いた雰囲気でした。ここまで下って、やっと半分ほど山を降りたといったところでしょうか。さらに下って、中千本へ。ここまで来ると、観光客の姿も増えてきます。でもちょっとお天気が下り坂。とりあえず、お昼時になったので吉野名物の葛を練りこんだうどんと、柿の葉寿司を頂きました。柿の葉寿司は何度も食べたことがあるので、珍しくはなかったのですが、葛うどんはつるつるとのど越しが良くておいしかったです。お腹がいっぱいになったところで、中千本にある吉水神社と、金峯山寺に参りました。このあたりの参道には、吉野葛や葛菓子を売るお店、修験僧相手なのか観光客が買うのか、数珠やホラ貝!などのグッズ?を売るお店などが軒を連ね、冷やかしながら歩くのも楽しい。
吉水神社の門をくぐると、ちょうど上千本と奥千本の山を見上げられる展望スポットがあって、ここから桜の時期の景色はさぞ素晴らしかろう、とやっぱり初にもう一度来てみたくなりました。
ちょっと小雨が降り始めて、大慌てで最後の目的地である、金峯山寺へ向かいました。ここの大きな蔵王堂は上千本の方からもよく見える、吉野山のシンボル的存在です。前述した大峯山寺にも蔵王堂があり、どちらも役小角という人が創設し、蔵王堂には蔵王権現がまつられています。創設者の役行者は、鬼神を使役できるほどの法力を持っていたといわれ、左右に前鬼と後鬼を従えた下の写真のような像が有名な人です。
一日で回るには、移動距離が長かったかなぁ。往路をバスで行かなかったら、どうなっていただろうと思うほど、あまりに急な坂道のため、足が悲鳴を上げていましたが、今度はるに来るときのための下調べと思えば、十分すぎる成果でした。

日曜日, 11月 15, 2009

秋のブーケ

11月のフラワーアレンジ、バラを使ったブーケ。バラは、カベンがフリルのような優しい色合いの大輪を選びました。お相手に選んだ、シックな色合いのカラー。カラーは茎は太くても、空洞で折れやすく、花もカーブが付いていてとても扱いづらいです。しかも、スパイラルに組んでいくブーケは苦手。でも、ラッピングでどうにかごまかし、完成しました。意識したわけではないですが、落ち着いた色合いで秋のイメージ。紅茶色ともよくマッチしています。
早いもので、もう11月も中盤。今年の終わりも見えてきましたねぇ。

火曜日, 11月 10, 2009

香箱

今年は、11月6日に松葉ガニ漁が解禁されたそうです。立派な雄の蟹はお高いですが、卵をたっぷり抱えた雌の蟹は、サイズもお値段も小ぶりです。雌の蟹は、香箱蟹や勢子蟹とも呼ばれ、プチプチの外子、ほろほろとした内子、ねっとりの蟹味噌がたまらない美味しさ。食べられるカニ身の部分は少ないですが、甘くて、殻を剥くのは結構面倒なのですが、その手間に見合ったお味です。
そ~んな勢子ガニが、3匹1000円で手に入りました。茹でるか、蒸すか、どちらにするか悩むところですが、外子が崩れちゃうと悲しいので、蒸すことにしました。
蟹がメインの夕食。殻付きの焼きカキとおでん風に煮込んだ野菜も添えました。気分は、海の近くの民宿に泊った感じ?
蟹もおいしかったですが、カキが抜群でした。伊勢の方では、このシーズンになると焼きガキの食べ放題があるらしい。行ってみた~い!

火曜日, 11月 03, 2009

緑のオイル

緑のオイル、その正体はチリ産のグレープシードオイルです。なんでも、ワインの副産物として作られるそうです。本当に鮮やかな色ですが、天然100%の葉緑素の色。同じグレープシードオイルでもイタリアやフランスなどのヨーロッパ産のものは、普通の油の色をしています。ヨーロッパでは緑は毒をイメージさせる色らしく、売れないんだそうです。オリーブオイルよりビタミンEやリノール酸を多く含み、コレステロールはゼロ。特に緑色のオイルにはポリフェノールが豊富に含まれています。食用のヘルシーなオイルとして注目されているのだとか。
今回は、そのオイルで石けんを作ってみました。石けんにしても、緑色は残ります。水分には煮詰めた白ワインを使い、葡萄づくしにしてみました。ワインで少し褐色の色が付いてしまったので、思い描いたペールグリーンよりはくすんだ鶯色になりました。ローズマリーとレモングラスで爽やか系の香りも付けてみました。これからカットして、一か月熟成させてから使用解禁になります。

日曜日, 11月 01, 2009

イル・ギオットーネ

京都で一番予約の取りにくいイタリアン、という評判で、確かに何度か電話しても予約出来なかった苦い経験があったお店、ついに行くことができました。
女友達と行って、個室に案内されたので、思い切りおしゃべりに花が咲き、料理は美味しかったものの、途中で写真なんて撮ることを忘れてしまったので中途半端ですが、とりあえずアップ。
八坂の塔の隣という立地、町屋風の外観と京都らしい雰囲気満載。旅行客に人気なのも頷けます。
お店の内部の雰囲気も、カトラリーも素敵でした。肝心のお料理も、イタリアンに和を加えたあっさりした感じ。盛り付けも手が込んでいます。
お味の方は、もちろん美味しかったのですが、正直、京都で一番?という気がしました。そういう意味で、リピートするかどうかは微妙。京都観光で遊びに来た友人を連れていくにはとてもいいお店だな、と思いますが。
コースで頂きましたが、ポーションが控えめで最後まで美味しく食べられる量でした。女性向きかもしれませんね。
写真ではもう一品、確かお肉のメインのカモ料理が抜けていると思います。話に夢中になって、半分以上食べてから気がついたので、撮れませんでした・・・。
ご飯メインというより、話したいことが満載だったのに、このお店を選んだことが間違いだったかもしれません。