日曜日, 6月 20, 2010
ブリッジワールド
世界一の吊り橋、明石大橋に登れるって知っていましたか?
予約制、ガイド付きのツアーが、神戸側の舞子にある橋の科学館で催行されています。
以前、同様のツアーが瀬戸大橋であるのを知って、こちらは期間限定で逃したので、明石大橋にもないのかなぁ、と思って調べたのがきっかけでした。
しか~し、この梅雨の時期、やはりお天気が心配です。雨や強風のときは主催側からキャンセルとなることもあるそうな。ツアーは午後に予約し、午前中はマリンピア神戸のアウトレットでお買い物、という雨なら一日ショッピングもあり、な計画にしてみました。
雨こそ降らないものの、どんより厚い雲。思いのほか高速道路はスムーズで、オープン時間前に着いたアウトレットから、見えるはずの明石大橋がガスに覆われて全く見えず。ショップが開店するまでの時間つぶしに、四葉のクローバーを発見。きっといいことあるはず、お天気も回復するかも、の期待通り、アウトレット内をクルージングしている間に、明石大橋の姿が見えてきましたよ!
後ろ髪を引かれながらも、お買い物は2時間で切り上げ、決行されることを祈りながら明石大橋に向かいます。到着すると、急転すれば途中で中止のありだけれど、とりあえずツアーは催行とのこと。午前中も滞りなく進んだそうなので、多分大丈夫でしょう、という嬉しい知らせ。四葉クローバーのおかげ?
まずは受付を済ませ、誓約書にサイン。手ぶらで参加できるように、貴重品などを入れるようにマルチポッケトのベストと安全のためのヘルメット、ツアー中のガイドの音声を聞くための受信機とイヤホンが支給されます。その後、ビデオで明石大橋完成までの経過を勉強して、さらに橋の科学館をガイドの説明付きで堪能。そして、ついに明石大橋へと・・・。
舞子プロムナード、という入場料を払えば橋のほんのさわりの部分まで歩ける施設があるのですが、そこから入って、ブリッジワールドの参加者だけが許される立ち入り禁止のドアに進みます。
ドアから出て、4トントラックも走行可能、という丈夫な金網敷きの管理道路を歩いて、はるか1キロほど先の主塔に向かいます。上は道路ですから車が走っていて、下は金網越しに海が見えます。ところどころ網の目が大きかったりするので、小さなお子さんやサンダル履きでは参加できません。実際わき見をしながら歩いていると、何度かつまずいてしまいました。海風が結構強くて肌寒いし、高さがあるので、下を向くとちょっとハラハラします。高所恐怖症の方も、ちょっとしんどいかも。参加者しかいないか仕切り状態の管理道路を歩くのは、広々として気持ちいいのですが、1キロとなるとさすがに疲れてきます。歩いている間もいろいろガイドしてくれますし、写真撮影は自由なので、ちょうど歩きつかれて飽きた頃に主塔に到着した感じでした。
ここから、10人ずつのグループで主塔の中に入ります。中は、船や潜水艦(入ったことないけど)のような機密性が高い、圧迫感のある感じ。主塔の上に登るエレベーターにも窓はないので、閉所恐怖症の方も参加は厳しいでしょう。エレベーターはもちろん観光用ではなくて、橋の整備や管理に使われるものなので、このツアーでしか入ることは出来ません。主塔までの高さは300m弱、数分間で一気に到達し、エレベーターを降りて、少し階段を昇ると、まさに潜水艦のハッチのような電動で開く扉があって、そこから出るとやっと主塔のてっぺんです。1mくらいの柵があるので、意外に風は感じませんが、身を乗り出すとかなりの海風です。神戸側、淡路側、どちらも展望できるようになっていますが、やはり曇り空ではなかなか遠くの景色は楽しめませんでした。それでも、眼下はるか下の橋の上を通っていく車を見下ろすだけで、気持ちがびよ~んと伸びて清々しい気分。きっと真夏でも涼しいですよ、ここは。記念撮影をしてもらって、充分景色を楽しんだら、また来た道のりを戻ります。雨に降られなくてよかった、よかった。ガイドさんによると、今日みたいな決行するかどうか悩ましいお天気は、雲間から見る、逆に普段は見られない珍しい景色がいいんだよ、と本気なんだか慰めなんだかわからないコメントを頂きました。帰る途中、橋の上から転覆したボートを見た!なんていうツアー客がいて、ひと騒動ありましたが、結局ニュースになっていないところをみると、ガセだったのかしら・・・。
ツアーが終了すると、明石大橋に登った証明書をもらえます。楽しかったね、なんて話しているとお腹も空きだしてきて、せっかく明石に来たのだから、なにかおいしいものを食べて帰ろうと、魚の棚(うおんたな)商店街へ行くことにしました。
明石といえば、日本の標準子午線の通る街。時計台を横目に、目指すは明かし名物の卵焼き(明石焼き)。ふわふわの卵生地にたこが包まれた、たこ焼きの亜型のような食べ物です。
とはいえ、そもそもは、明石焼きが元になってたこ焼きが誕生したそうです。商店街の中には、何件ものお店がありましたが、見た目にきれいで、客入りも良かった“あかし多幸”というところで、焼きアナゴも一緒に頂きました。明石焼きは出汁につけて食べるものですが、このお店はお好みで抹茶塩を、というのが新しい感じ。でも、ノーマルに出汁だけで頂く方がおいしかったです。軽食だけでは満足できなくて、鯛やたこなのどのお寿司も別のお店で食べちゃいました。商店街をぶらつきながら、試食や天ぷらを食べ歩きもしたので、なんだかんだで満腹です。すっかり明石を満喫して、また来週からがんばろうって気分になりました。
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