月曜日, 11月 19, 2007

改修中

斑鳩からの帰り道、思ったより早い時間だったので、前回に機会を逃してしまった唐招提寺にも行ってきました。 今回は、開館時間もチェック済みだったので、門はまだしていました・・・、が・・・、門をくぐってびっくり。目の前に立ちはだかる、灰色の壁・・・。
実は、井上靖氏の小説「天平の甍」でも有名な、金堂が改修中で、全体がプレハブで覆われていたのでした。窓から覗き込んでも、見えるのは鉄パイプの足場ばかり・・・。
結局、放送されていた唐招提寺の歴史に関するビデオをみて、その場を後にすることに・・・。でも、唯一ラッキーだったのは、改修中だったからなのかは不明ですが、本来は金堂の屋根の上、左右に乗っている”鴟尾”が間近に見られたこと。これらは瓦で出来ているのですが、西側の鴟尾は、建立時の天平時代のもの。なんと1200年も現役で、唐招提寺の屋根に鎮座していたのです。風雨に曝されている屋根の上で1200年も!これって、すごいですよね~。もう片方は、鎌倉時代に再建されたのだとか。
今回の改修後は、新しく作られた”平成の鴟尾”が取り付けられるそうです。改修が終わるのは、平成21年の予定。新しくなった、「天平の甍」をご覧になりたい方は、是非足をお運び下さい。

0 件のコメント: