日曜日, 2月 21, 2010

ミモザ

今日のフラワーアレンジは、苦手なブーケ。しかも、切り花としては珍しいヒヤシンスを使ったアレンジです。
昨日は、仕事で一睡も出来ず・・・。多分、自分が思っていた以上に疲れていたのでしょう。花に癒されるつもりのはずが、何も目に入ってこないというか、この花がいいっていういつもの感覚が訪れず、素材選びに珍しく時間がかかりました。ヒヤシンスでさえ、ピンク・紫・クリーム・白、の4色から選ぶのにさんざん迷って結局のところ、無難な白に落ち着いた始末。
なんとなく、白と黄緑のグラーデションで決めたいな、という気分でアジサイを選んでしまったのですが、その後が白も黄緑のお花もピンと来るものがなく、いつもお花選びは楽しくて仕方がないのに、本当にどうしようかと悩んだのは今回が初めての体験・・・。結局、見た目の可愛さでミモザを選んでしまって、またドつぼにはまり、当初の白&黄緑計画もボツって、私の好みを知りつくした感のある先生に、合わせる花を見繕ってもらいました。
さすが、センス抜群な彼女は、アジサイの微妙な赤みがかった色を拾って、その名も”ラディッシュ”という丸みがかわいいスプレーバラと、同じ色目で、私の好きなミックスカラーの八重咲きチューリップを勧めてくれました。最初のイメージとは、まるで別の出来上がりですが、これはこれでかわいいからいいや、というわけで完成です。その後のラッピングの包装紙の色なんかは、迷いなくビシッと決めることができました。季節外れのアジサイが大きくて、半分くらいを占めているのですが、反対側は春の花の寄せ集めで明るいブーケになりました。
日本の桜のように、ヨーロッパではミモザは春の訪れを告げる花。フランスでは2-3月にミモザまつりが開かれ、イタリアでは3月8日を女性の日とし、男性から女性にミモザの花束を感謝をこめて贈る習慣があるそうです。花粉症の方には、ちょっと辛いかもしれませんが。

0 件のコメント: