火曜日, 12月 30, 2008

味わいつくす!

三泊四日の旅も、今日が最終日。昼には空港に向かわなくてはいけないので、半日をどう楽しむか。
昨日閉まっていた孔子廟への再訪も考えたのですが、やはりここは”食”に走ります。旅先で、地元の市場やスーパーに行くのは大きな楽しみの一つ。とくに市場は、早朝から空いているところが多いので、出発日の朝に行くのがオススメです。
今回は、またあんまりお天気も良くなかったので、屋内にある主に食料品を扱う”南門市場”に行ってきました。入ったとたんに、なんとも言えない独特の香り・・・。これがダメって人も多く、実際は派がその一人なのですが、臭いなんてすぐになれちゃうモンなので大丈夫よっと強行。
実際、日本ではあまり目にできない、市場の光景にすぐに臭いは麻痺してきたもよう。本当に見て回るだけでも楽しいんです!!!
例えば、日本では三大珍味の一つで超高級な”からすみ”。台湾ならお土産店でも日本より随分安いのですが、市場ならさらにその半分以下のお値段で良質なものが手に入ります。これはちゃっかりお土産用にゲットしました。金華ハムやソーセージなど、検疫に引っかかるからダメだとわかっていても、やっぱり買って帰りたーいって食材が満載。
野菜や果物も色とりどり。日本と同じものはもちろん、ゴーヤが白い!?、何のきのこ??
昨日食べたフルーツたちとの再会など、テンション上がりっぱなしです。あまりにグロテスクなので、写真に取れなかったのですが、精肉売り場もすごかった。解体されて豚足や豚顔や、何の鳥かわからない皮を抜かれた物体が、所狭しと吊られちゃってました。
目で楽しんだ後は、やはり舌も楽しんで帰らなくては。
最後に向かったのは、”鼎泰豊ディンタイフォン”。日本はもちろん、アジアやアメリカにも出店している小龍包で有名なお店です。台北にもいくつか支店がありますが、どうせ行くなら、やはり本店!!!
結構込み合っているという噂を聞いていたので、開店直後を狙い撃ち。観光客ばかりかと思いきや、案外地元の人らしき人もちらほら。他店に比べると、やはりネームバリューなのか、いいお値段なのですが。
10個入りの小龍包と、同じく10個入りのかに味噌入り小龍包に舌鼓み。好みはあると思いますが、断然後者がおいしかったです。
日本で食べたことがある両親は、本場の方が大きくておいしい気がすると言ってました。
お腹も満足したあとは、思い残すことなく台北を後にしました。
今年ももう残りわずか。充分楽しんだので、あとはひっそり新しい歳を迎えましょうかね。

月曜日, 12月 29, 2008

台北101

さてさて、 やって来ました台北101。この名前は、101階建てだから付けられたという、安直な謂れが。台湾で縁起が良いとされる、竹の節を8つ分模ったデザインになっています。完成当初は、世界で一番高い建物だったらしいですが、今ではドバイのタワーに抜かされちゃったようですね。
到着してすぐ、見上げたところ、頂上は見えませ~ん。高さのためでなく、お天気が悪くてすっかり雲に覆われてしまっているのです。こりゃ、展望台に上がっても景色は楽しめないかなぁ・・・、と思いつつとにかく中へ。
展望台への入り口は5階。やはり、今は天候が悪く、眺望は望めませんよとの忠告が。
それでも、せっかく来たし・・・、いやいや今なら別の場所も観光できるよ、なんぞと悩んでいたら、通りかかった日本人観光客が「雲はかかっていますが、合間から結構景色は見えました。今からなら、夜景が見れるのでもっと見えやすいかも。」とアドバイスをくれました。それならば、と89階の展望台まで言ってみました。天候が良いと、オープンエアーの88階の展望台も入れるらしいのですが、今日は閉鎖。まぁ、こんな眺めでは→しかたがないでしょう。展望台の入場料には、音声ガイドも含まれていて、携帯のような機会を片手にまずは一周。説明の中の景色は、3割くらいしか見えず・・・。そうこうしている間に、日が沈み、夜景はきれいに眺めることができました。
こんなに高い建物、しかも台湾には台風も地震もやってくるのに、耐震が心配ですよね?実際、建設途中の2002年には大きな地震があり、現場からクレーンが落下して死者も出たようです。
そこで、耐震や風圧から建物を守るのに活躍しているのが、”ダンパー”君↓。
これはキャラクターですが、実際には下の写真のような構造物で、マスダンパーと呼ばれるそう。普通の建物では、目に付く場所には置かれないものですが、ここのダンパーは重さ660トンと世界一なこともあり、ライトアップまでされて、観覧者の目にとまるように設置されています。 あまりに大きすぎて、カメラのには収まりきれません・・・。 説明されないと、これがそんなに大事な働きをしてるなんて、気づきもしなかったぁ。
天候がイマイチだったのに、意外にに満足させて頂きました。音声ガイドで時間を潰しているうちに、夜景が見れたのが良かったのかな。
1階から5階には、高級ブランドの店舗やレストラン、スーパーまであるので、お買い物も楽しめます。高級ブランドには興味はなく、完全にスルー。ちょっと高級感のあるスーパーで、亜熱帯の台湾ならではの果物を買ってみました。
写真の赤い果物が、蓮霧(レンブwax apple)。見たことも聞いたこともない果物でしたが、ガイドブックによると、台湾ではメジャーな果物だとか。洗って皮ごと食べられますが、味はりんごと梨の中間、シャリシャリとしたなんとも言えない食感が癖になる感じです。ほんのすこ~し、アクがある感じの苦味を感じましたが。黒い方は、パッションフルーツ。そして、プラスチックのカップには、パイナップルやグアバなどのカットフルーツが。
特にレンブとグアバが初体験でとっても新鮮な味でした。
帰り道、見上げた台北101は雲も晴れ、ライトアップされてとってもキレイでした!!!

がっかり↓とヤッタァ↑

今日は終日フリーなので、私のプランナーとしての腕の見せ所?
なんだか、ベネチア映画際でグランプリとなった「悲情城市」の舞台だとかで、九分が人気らしく、日帰り旅行も考えたのだけれど、初日の鶯歌街にちっとも心を打たれなかったので同様のノスタルジック路線は却下。か~なり中華風の雑貨にも心を奪われているので、ショッピングもしたいしねぇ。
まぁ、朝からオープンするお店も少ないので、まずは”孔子廟”と”保安宮”、お隣さんでならんでいるお寺へ行ってみました。ただ、残念なことに孔子廟は閉まっていて観光できず。観光客好きな現地のおじさんに捕まって、門の外で観光ガイドだけはしてもらったのだけれど・・・。とりあえず、門の写真だけ撮ってきました→。
保安宮のほうは、地元の方や観光客で賑わっていました。地元の人は熱心に拝んだり、おみくじ引いたりしてましたよ。おみくじのやり方が面白くって、まず引いていいのかどうかを決めるための占い(三日月の形の石?を投げて裏表で決める)をして、OKが出るまでがんばる、かつOKが出ておみくじを引いた後もその結果でいいかどうか、同様の占いで決めるんだそうです。面倒くさそう・・・。
お参りした後は、台湾銘菓のパイナップルケーキの老舗へ。”維格餅家”というお店で、ここが一番おいしいとの噂を聞きつけ、わざわざ足を運びました。確かに、他で試食したよりはパイナップルの量が多くて甘さ控えめで、美味であります。ホテルまでの発送をしてくれるので、荷物にならず便利ですよ。
その後は、チェックしていたビーズバックや中華風のアクセサリー店などでお買い物。移動には地下鉄を利用。切符ではなく、ICチップを埋め込まれたトークンが使われていて、びっくり。地下鉄の車両もきれいで、装備もなんだかハイテク。とっても利用しやすいです。
お昼は、一度は食べてみたかった”刀削麺”に挑戦。私は、 炸醤麺にしてみました。太めでもっちもちの麺と肉味噌がからんで、絶妙!!!しかも安いし、ボリューム満点やし、最高です!!!両親がオーダーした汁麺も、いつまで経っても伸びる気配がなく、もちもちのしこしこ。日本でも同じ味に出会いたい、と切に思いました。探してみよっと。
満腹になったところで、再びショッピング。日が暮れかかった頃、夕日と夜景のダブル狙いで台北101へ向かいました。但し、今日の天気は小雨~曇り、さて絶景は拝めるのか???

日曜日, 12月 28, 2008

故宮博物館

今回の旅先が台北に決まったのは、故宮博物館という大物がいるから。台湾ってユネスコに認定されてないから、世界遺産トラベラーとしては、ターゲットがないんだよなぁ、と残念だったのですが、事前の下調べで故宮博物館の偉大さを認識。諸説あるのですが、世界4大ミュージアムの一つだったんですよね(残りの三つは、ルーブル・メトロポリタン・エルミタージュ)。中国本土から、蒋介石がどっさり財宝を運び込んだらしいです。北京の故宮は建物は素晴らしいけれど、所蔵物はこちらが勝っているようですね。
まずは、ホテルで朝食。きらびやかなロビーの装飾と、明るいところで見るホテルの外観に圧倒。世界中が不景気なこのご時勢に、よく潰れないもんだと思ったら、経営は半官半民のようです。もともと、このホテルを建てたのは蒋介石の奥様だったらしいですから、夫婦そろって煌びやかなド派で好きだったようで・・・。
博物館の前に、忠烈祠に立ち寄って衛兵の交代式を見学。ここは日本でいう靖国神社のようなもの、らしい。台湾は徴兵制度があるのですが、陸・海・空軍から選りすぐりの精鋭だけがここの衛兵に選ばれる、という大変名誉のある役割だとか。さすが、兵隊さんたち、無駄な動きがなく、所定の位置に立った後はピクリとも動きません。さすがプロ。
さて、お次はいよいよメインの博物館へ。
もちろん、館内での作品の撮影は禁止されているので、すばらしい所蔵品の数々をここで紹介できないのは残念。日本語の公式サイトもあって、代表作品の写真も見られるので、興味がある方はどうぞ。
中でも、ビルマ翡翠の天然の色調をうまく利用して彫刻された”翠玉白菜”→は有名。お土産グッズのキャラクターにもなってました。ガイド付きで代表作品を2時間ほどで鑑賞した後、同じ敷地内にある”故宮晶華”で飲茶のランチ。ここは、所蔵品をモデルにしたお料理があって、当然”翠玉白菜”もモチーフにされています。15cmくらいのベビー白菜が登場!!!本物には、葉っぱの上にバッタとコオロギがいるのですが、こちらは干しえび。土台になっている、蓮華に貝柱のソースが入っていて、それをかけて頂きます。お味は至って普通ですが、こういうコンセプトのノリが大好きなので許す~って感じです。
休憩のあとは、音声ガイドを片手に各自で鑑賞。まだ見ていない作品と、もう一度見たかった作品とを、じっくり時間をかけて楽しみました。書物関連の展示室が閉鎖されていたのが残念。やはり湿度管理など保管が難しいので、空きくらいの季節がいい時期を中心に公開しているそうです。
さすがに2-3時間経つとしっかり歩いて、疲労困憊。両親は私より先にダウンして、ミュージアムショップに逃げてました・・・。私は、スタンプラリーにはまり、各展示室の前に2-3個ずつあるスタンプを制覇!!!このスタンプたち、各部屋の代表的な作品がデザインされているのですが、とってもよく出来ています。行く機会があれば、忘れずにチェックして下さいね。
4階にはちょっとオシャレなお茶処があり、中国茶と甘いもので疲れを癒してから、博物館を後にしました。
その後、茶芸館にも立ち寄り、ちょっと飲みすぎっ?ってくらい中国茶を堪能。一番気に入った”東洋美人”とお茶請けのハスの実をお買い上げ。そのまま夕食に向かい、さすがにたっぷり歩いた今日は、ホテルへ直行。しか~し、ホテル内の土産物店で盛り上がってしまい、結局こんな時間になってしまいました。おやすみなさい・・・。

土曜日, 12月 27, 2008

今年の〆

ここ数年、年末年始は”家族旅行”が定番。確か、2006年のサンフランシスコ・2007年にマカオ・2008年はNY、そして今回は台北と、アメリカ&近場アジアを行ったり来たり。
そういえば今年は年始に旅行に行ったのに、またまた年末もだわ・・・。それも、今年4度目となる海外旅行・・・、ハハハ、遊びすぎやね。国内旅行もいいのだけれど、まぁそれは年寄りになってからのお楽しみでもいいか、と思ってしまうので、ついつい日本から飛び立つ癖がついちゃったな。
曇り空だったものの、フライトには何の問題もなく到着。そのまますぐに、お迎えの車に乗り込んでツアーに出発。台北市郊外の鶯歌街という、古い町並みの外観を残す、陶器の産地をブラブラし、その後は市内に戻って、総統府や中正紀念堂を観光。う~む、なんだかイマイチ・・・。テンションが上がって↑来ない。夕食は、”欣葉”というレストランで台湾料理。親しんだ中華の味だから、当然口には合うのだけれどやっぱりテンションは→→→。
まぁ一日目だし、ってことで食後はホテルに直行。老舗の圓山大飯店(グランドホテル)に宿泊したのですが、紫禁城をモデルにした建物のド派手なこと!!!このホテルの外観を見てから徐々に気分は上昇。部屋のバルコニーからはライトアップされた台北101も見えて、ますます盛り上がってくる感じ。

このまま寝てしまうのももったいないところまで↑し、台北名物の夜市へと繰り出しました。その名の通り、夕方から夜中までだけ開かれる、様々な屋台やお店が犇めき合う場所です。人混みに埋もれながら、激安雑貨のお買い物やB級グルメに舌鼓み。
←中でも、胡椒餅はコショウの味がピリッと効いて、釜で焼かれた生地も香ばしく、おいしゅうございました。

木曜日, 12月 25, 2008

Les Grands Chocolatiers

週末に、久々に我が家でホームパーティしました。冬だし寒いし、ちょっと手抜きも出来るし、メインは”鍋”で。料理に時間がかからない分、材料はこだわって、生野のコリアンタウンまで買出しに出向いて、本場のキムチをどっさり購入。この時期ならではのケジャン(ワタリガニのキムチ)にとろけちゃったし、キムチ鍋も催行の出来でとっても盛り上がった!!!、のはいいのですが・・・、2-3日くらいずっと部屋に臭いが残って・・・。毎日ファブリーズしても結構しつこく残るのんなんですねぇ。
それはさておき、お招きした友達が手土産に持ってきてくれたチョコレートが”Les Grands Chocolatiers”。お鍋の当日は、いやって言うほどキムチ鍋を食べて満足したあまり、もらって冷蔵庫に入れたまま、すっかり存在を忘れてしまっていたのです。
今日はクリスマス。な~んの予定もなかったのでちょっとはその気になりたくて、自分にご褒美。ワクワクしながら、開封。ラッピングも、中身もとっても素敵。当然、お味も大満足でした。

日曜日, 12月 21, 2008

クリスマス・リース

今年最後のフラワーアレンジメントのクラス。テーマは、やはり”クリスマス”。今回は、憧れの生花を使った”クリスマス・リース”です。
去年のこの時期にはドライのリースを製作し、また今年も玄関のドアに飾っています。そのリースが、赤とゴールドを基調としたとってもクリスマスらしい色合いなので、それとはまるで趣の違ったものにしたいなぁと、漠然と考えていたのですが。いざ、店内の色とりどりの花々の中から、好きなものを選んでよいと言われると、とってもとっても悩みました。
でも結局は、あぁこの花がすてきだな、と感じた第一印象(というより、衝動?)に従うことになるのですが・・・。季節はずれながら気になって仕方がなかった紫が鮮やかなアジサイと、なかなかアレンジするのが難しいのだけれど、なんともいえない妖艶な色合いに惹かれて、赤紫のカラーを選びました。残りの花は、店員さんのアドバイスに従って、どちらの花とも相性の良い落ち着いたピンク色の薔薇と、メインの色を紫に決めたので、大振りの蘭を、葉物はシルバー系をチョイスしました。
ここまで選んだところで、色合いや雰囲気が、なんだか大人のお色気ランジェリーって感じがするって言われてしまった・・・。そうかな~?と思いつつ、ちょっとかわいい系に軌道修正するために、ラメつきの飾りの枝やファーっぽい猫じゃらしをプラス。
完成した作品は、確かにランジェリーっぽい?
最後は、参加者みんなの作品をリース上に並べて記念撮影。これはこれで、一つの芸術作品に見えませんか?使う花や色合いによって、それぞれ全然違うのが見ていて楽しい!!!
とある方が、リースの真ん中にキャンドルをディスプレイされていて、それがとても素敵だったので、家に帰ってから真似してみました。このリースは、生花をドーナツ型のオアシスに刺しているため、壁掛けには出来ないので、中央にキャンドルを置くアイデアはうってつけ。キャンドルで、内側のいびつな形も目隠しされるので、本当に大正解です。
気温の低い玄関先に置いて、なんとかクリスマスまできれいなまま飾っておきたいな。

日曜日, 12月 14, 2008

結婚式

12月に入ると、にわかにもう今年も終わりという気分になりますね。ここ数年は、年末らしい行事もこれといってしないのに、年の瀬と聞くだけでなんだか気忙しく、あれもこれも年内にしなくちゃ、という切迫感に襲われます。
そんなもう今年も終わりというこの時期に、いとこの結婚式がありました。前日が、職場の忘年会だったため、あわや遅刻という駆け込みセーフをやらかしてしまい、ちょっと冷や汗。身内だけのこじんまりとした披露宴だったので、余計な気を使わずにすみ、 居心地良かったなぁ。
目についた演出で、いいなと思ったのは、このハート型がかわいいウェディングケーキ。それと、出席者されぞれに配られた薔薇の形のろうそく。
キャンドルサービスは、各テーブルの代表者のろうそくに火を灯して回り、あとはテーブル内でリレーをする、という趣向は前にもあったかな、という気がしましたが・・・。最後に新郎新婦も、友人代表からそれぞれのろうそくに火を灯してもらって、みんなで一斉に自分のろうそくを吹き消す、というのは新しかったです。ろうそくの灯を消す行為には、願いを封じ込めるという意味があるらしく、みんなで新郎新婦の幸せを祈って吹き消しましょう、というわけです。 ろうそくは、各自そのままお持ち帰りして下さいね、ですって。またキャンドル・バスでも楽しもうかしら・・・。