またまた早起きして、 ナセル湖越しに昇る日の出を見に、再びアブシン・ベル神殿へ。まだ暗い早朝でしたが、すでに神殿の扉は開いていました。扉の鍵はアンクという、再生の意味を持つ古代エジプトのシンボルの形をしています。
神殿の中は薄暗いながらも、ライトアップされていました。内部は撮影禁止なので、扉の向こうからの記念撮影。早朝で人が少ないので、ばっちり奥まで移せました。しかも、ちょうど奥の像が浮かび上がるようにのぞめました。年に二回だけ拝めるという、日が差し込んだ時もこんな感じに見えるのでしょうか。
小神殿の方は、まだ鍵がかかっていたのですが、私たちが近付くと親切に開けてくれました。こちらはほぼ貸し切り状態で内部を見学。早起きは三文の得、というのはいつの時代もどこに行ってもあてはまることなのかもしれませんね。
予定の時間になって、あたりがだんだん明るくなってきても、一向にお日様の姿は見えず。雲が厚くて、見られないのかと諦めかけた頃に、やっとお顔を出してくれました。
ナセル湖対岸の岩壁の上から、徐々に現れる太陽の姿は、やはり神々しいものですね。風が強かったのですが、目は釘付で、何度もカメラのシャッターを押してしまいました。 このころには、日の出目当ての観光客がたくさん集まってきていました。まぁ、こんな朝早くにやってくるのは、ほとんどが日本人でしたけれど。
すっかり日が昇ると、アブ・シンベル神殿とのお別れの時間がやって来ました。少し離れた所から、朝日に照らされる全貌を、もう一度目に焼き付けて帰って来ました。
今日はこのまま、カイロへと戻り、残す旅程もあとわずか。終わりが見えてくると、なんだかとても寂しくなってきました。
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