日曜日, 3月 28, 2010

買い物熱

今日は、会期終了が近づいた京都文化博物館での”古代カルタゴとローマ展”に行ってきました。お供は、先日、梅を見に出かけたお友達。 
桜も咲き始めたし、午後はゆっくり京都でお花見でも…、と思っていたのに、先日同様の曇り空。空気も冷たくて、残念ながら、花見向きの気候ではありません。
というわけで、三条通りを文化博物館までショップクルーズしながら、のんびり歩くことにしました。何度も通っている道で、おしゃれなお店がたくさん出来たな、とは思っていたのですが、なかなかゆっくり見る機会がなかったので、すごく楽しめました。
中でも、鹽屋(shioya)さんは北欧ファブリックや雑貨を扱うお店。可愛いものがいっぱい。marimmekoを筆頭にファブリックの品揃えが豊富で、もちろんカットしてそのまま購入することもできるし、セミオーダーでトートバックやエプロン、日傘や帽子までお仕立て出来ちゃうんです。
2人でさんざん迷って、私はトートバックをオーダー。彼女は、マリメッコの既製服を購入しました。仕上がりまで3-4週間、完成品を見るのがとっても楽しみです。また後日、お披露目しますね。そして、自分ではソーイングなんてまるでしないのに、あまりの可愛さに色違いでムーミンのファブリックも買ってしまいました・・・。
お買い物で盛り上がった後は、おしゃれなランチ。ちょうど近くに、行ってみたいと思っていたカフェを発見。パリの町にあってもおかしくないような外観で、その名もバスティーユ。3種類あるランチから、キッシュのセットを選びました。ベーコンとコーンのキッシュに、かぼちゃのスープ、サラダが添えてあって、食後のコーヒーも合わせて1000円弱とお手頃です。
店内も落ち着いていて、長居したくなる心地よさ。家具やインテリアも素敵でした。
腹ごしらえを済ませて、やっと文化博物館へ。思っていたより人出は多かったですが、自分のペースで見られたので満足でした。チュニジアやモロッコなどの北アフリカは行ってみたいベスト5に入る国。いつか行けたらいいなぁ。
そんなアフリカ気分が抜けなかったのか、帰り道も寺町通りをぶらぶらしていたら、マライカを見つけてしまい、またまた衝動買いしてしまった、ダイダイのスカートとアフリカ色のキャミソールワンピース。買い物熱に日が付いてしまった一日でした。

土曜日, 3月 27, 2010

シャングリラ

シャングリラ、というのは桃源郷、つまり人々にとって理想的な楽園という感じの意味の言葉だと思ってました。シャングリラという言葉そのものは、アメリカの小説家が使ったものなので英語なのでしょうが、そもそも桃源郷という言葉が中国から来たもので、あちらの理想郷というのは”俗世間から離れ、山水の中で仙境に遊んだり素朴な農耕をしたりできる世界、仙人のいる場所”なんだとか。私の思う、楽園とはちょっと違う・・・。
しかも、チベット国境に近い中国雲南省の北部には、実際にシャングリラ(香格里拉)という地域が存在するんですって!雪山が聳える峡谷、神秘的な寺院、森林と湖、麗しい草原、その美しい自然の景観は、雲南省・三江併流地域としてユネスコの世界遺産にも登録されているそうです。
ここで、ようやく今日”シャングリラ”という言葉を持ち出してきた意図と繋がるわけなのですが。この地域は自然だけでなく、言葉や習慣の違う25もの少数民族が暮らし、その民俗文化も注目されています。失われつつあるその文化、特に民族衣装や歌、舞踊などを保護しようという活動が行われていて、その中心がヤン・リーピンという、日本でいえば人間国宝級の中国の舞踊家。彼女自身も、雲南省の少数民族であるペー族の出身で、自ら現地に赴き、歌や舞踊に秀でた本来は農民として働く人々をスカウトして、芸術性を高めて舞台化したのが、”シャングリラ”という演目なのです。
かなり熱く語ってしまいましたが、というのも私がヤン・リーピンの存在を知ったのが、彼女が初来日した3年前。その時にはすでに、公演のチケットは完売。好評だったため、昨年も来日公演が実現したのですが、期間中にどうしても上京する都合が付かずに断念。そして、今年こそ、という気持ちが通じたのか、初の関西公演が決定。3年越しでやっと念願がかなったわけなのです。
中国本土ではかなり有名である彼女ですが、現在は海外でのプロモーシャン活動を主に行っていて、本人が踊ることはほとんどないのだとか。日本公演では、その彼女のソロ演目があるとあって、富裕層の中国の方らしき人々が団体で来ていました。 
舞台は、梅田芸術劇場のメインホール。ホールに入ると、すでに舞台の幕は開いていて、なんだか幻想的な雰囲気。せっかくなので、サイン入りのプログラムとTシャツのセットを購入。プログラム単品には、サインは入っていないってところが商売上手。
肝心の内容ですが、ちょっと想像と違ったというのが正直な感想。一番華やかだった”花腰歌舞”なんかは衣装も歌も踊りも好みで印象通りだったのですが、全体的に予想していたプリミティブさ、に大幅に手が加わって芸術性が高められた感じ。それが違和感の原因なのかも。
それでも、やはりさすがのヤン・リーピン。彼女のソロ舞踊(”月光””孔雀の精霊”は、今まで見たことのない指や腕の動き。どこの筋肉をどうやって動かしてるの?と目を奪われます。いやはや、いいもの見せてもらいました。
興味のある方は、演目をクリックしてみて下さい。You Tobeの動画に飛びます。

火曜日, 3月 23, 2010

ニョッキ

八重山諸島の旅行話と、持ち帰って来た流木を引き取りに、旅行に当たってアドバイスをくれた彼女がお家に来てくれました。彼女は去年に旅行したばかりなので、役立つ情報をいろいろ教えてくれていたのに、お土産すら買っていなかった・・・。ごめんねぇ。ま、気にはしてないと思うんですけど。
夕食時だったので、ジャガイモのニョッキとクレソンとすね肉のスープにアボカドのサラダを添えて、おもてなし。二人で一緒に成型してゆで上げたニョッキを、いたく気に入ってくれたようで、よかったよかった。写真や海で収拾したお宝を見ながら、ここはこうで、あそこはこうでと話は尽きることなく。今度、一緒に行こうね~、と大盛り上がりでした。

日曜日, 3月 21, 2010

石垣島

今日は最終日。朝から雨に降られたり、と順調な滑り出しとはいきません・・・。朝食後はまた港まで送ってもらって、石垣島に戻りました。石垣島は他の離島に比べると、随分開けた都会です。フェリー港近くで、レンタカーをして帰りの飛行機までの間、島内を周遊することにしました。
とはいえ、あまり天気が良くないので、まずは天候の関係ない石垣島鍾乳洞へ。この鍾乳洞は、海底の隆起により、約20万年の年月により創り上げられたもので、全長は3,200メートルあり、そのうち660メートルが見学出来るようになっています。全国で7番目に大きい鍾乳洞で、日本一成長が早いということで、3年で1ミリ伸びるそうです。鍾乳洞内ではずっと案内のアナウンスが流れているだけで、ガイドのような人もいないし、私達がいる間に他の観光客に出会うこともなく、ほぼ貸し切り状態。自然の力ってすごい、と感嘆しきりの見ごたえ十分で、なかなか良かったです。
鍾乳洞から出ると、少し晴れ間ものぞいてきたので、川平湾へ向かいました。観光客向けの湾内の周遊船や、そこがガラス張りになったグラスボートなんかの乗り場があります。石垣島一番の景勝地と言われるだけあって、フォトジェニックな風景がたくさん。思わず写真家気分でたくさん撮ってしまいました(下の写真たち)。ここでは景色だけを楽しんで、連れの希望で昼食の場所へと向かいました。私は知らなかったのですが、石垣島には島田紳助のプロデュースしている喫茶店があるらしい。”トムル”という、そこの地形から名前をとったお店は石垣島北部の平久保半島の中ほどにあるで、海沿いにドライブがてら向かうにはちょうど良いところです。いい景色だな、と思った場所で、気まぐれに寄り道しながら、時間にして一時間ちょっとの道のりは、運転していても、とても快適でした。着いたのはちょうどお昼時、石焼鍋に入ったカレービビンパを食べました。 お店で目に付いたのが、オリジナルTシャツに書かれた“人生やがて終りが来るまでのひまつぶし いいひまつぶしをすれまいい”という標語。人生を見直したい連れの心にどう響いたのかな。
帰りは行きとは反対側の海沿いを走りました。途中、玉取崎展望台に立ち寄りました。ここは川平湾と並ぶ景勝地で、平久保半島と海が見渡せる絶景ポイントです。雲に阻まれて、100%青い空青い海、というわけには行きませんでしたが、満足のいく景色でした。
そのままフェリー港の近くまで戻って、あやぱにモールやゆいロードをぶらびらしてお買い物。といきたかったのですが、お目当てだった辺銀食堂の島ラー油は売りきれ。他にも、素敵な雑貨やアクセサリー店、食材満載の市場なんかもあったのですが、いまひとつ購買意欲が涌かず。なんだか、自然の力に癒されて、物欲が抑えられていた模様。帰ってきたら、買っときゃ良かったと後悔しきりでしたが、手元に残った砂浜で拾った収集物を眺めると、そんな気持ちも納まるのです。いやはや、心洗われる旅だった、ということなのではないでしょうか?
私の方が飛行機の便が早いので、ここでお別れ。いつになるかわからない、またね、の言葉を交わして、帰路に着きました。・・・、がここで、な~んと大どんでん返し。大阪に着いたら、行かなきゃ行けないところがあったのに、石垣空港に着くや否や、その大阪・関空周辺が強風のため、着陸できない可能性があるとのアナウンス。 名古屋に着陸するかもって、あり?国内では飛行機運は関係ないだろうと、お守り持ってこなかったのが悪かったのだろうか。朝の不安が的中したわけです。
結果としては、さんざん揺れて、何度か旋回を繰り返して予定到着時刻を大幅にオーバーして、なんとか関空に着陸。疲れと揺れで、すっかりグロッキー。申し訳ないながら、予定はドタキャンさせていただきました。我ながら、直前に計画を立てて、無理やり遂行してしまった旅行だったなぁ、と反省しきり。でも、全く後悔はしていません。本当に行って良かった。特に波照間島はこれまで見て来た海は何だったんだろうというくらいの美しさ。これまでは、カンクンやジャマイカで見たカリブ海が私の中でのThe Bestでしたが、西浜ブルーはそれを上回ったかも。帰って来たばかりなのに、また行きたい!

土曜日, 3月 20, 2010

竹富島

高速船が停泊した、竹富港は青い海と白い桟橋がきれいなところでした。お宿もブーゲンビリアの咲き乱れた生垣があって、風情のある佇まい。看板猫のにゃんじくんのお出迎えです。桟橋までお宿の方に迎えに来てもらって、いったん荷物を置いた後、早速レンタサイクルで町の散策です。
竹富島では、昔ながらの文化を保存しようとする意識が非常に高く、集落内は平屋の赤瓦の家と珊瑚を砕いた白砂の道という街並みが、島民たちの努力で、保護されています。実際、竹富島は西表石垣国立公園の一部として、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、という表示がありました。
この白砂の道、景観的には申し分ないのですが、自転車で走るには危険・・・。砂に車輪をとられてしまいます。でも、この街並みがあるこそ観光客も訪れてくるわけなのですが。保護対策が万全なだけあって、散策途中に何度も自転車を止めて写真を撮りたくなる家屋に出会いました。特に、個性的なシーサーが家々にいて、それを見つけるのも楽しい。
もちろん、この島にも星砂で有名な皆治(カイジ)浜や、夕陽スポットとして外せないコンドイビーチなど、きれいな砂浜があります。やはり、南の島では海を眺めて心を癒してもらわねば!
まずは、カイジ浜で星砂探し。比較的、自然環境が保護されている場所ではあるのですが、やはり近年はどんどん星砂が減ってきているようです。確か、星砂というのはなんかの生物の死骸だったと思うのですが、よく覚えていない・・・。後で調べたところ、”原生生物である大型の単細胞生物である有孔虫の殻”ってことでした。ちょっと湿った砂浜に、広げた手を押しつけると、うっすら砂が付いてきて、そのうちのいくつかが確かに突起の突き出た星の形をしています。砂ごと持ち帰るのは禁止でしたが、星砂を選別して持って帰るのはOKらしい。というわけで、またまたしばし星砂を見つけるのに集中。夢中になると、すぐに時間がたってしまいます。無心になるにはいい方法かもしれませんね。きりがないので、時間制限を設けて、ある程度満足したところで切り上げ。海水浴場にもなっている竹富島イチのきれいなビーチと聞いて、期待を膨らませつつ、、コンドイビーチへ移動しました。
こちらはシャワー施設もあって、海水浴場としてかなりきれいに整備されています。しかし、またもや干潮の時間で、期待していたほどの青い海には巡り合えず。やはり、西浜ブルーの連勝です。そのまま、夕陽スポットである西桟橋まで足をのばし、夕食後に再び訪れる予定なので、宿からの道順を下調べ。桟橋以外になにもない海辺、ここはあまりきれいな砂浜もありませんでした。
さて、夕食の時間が迫ったので、宿へと向かう道中に、なごみの塔という広場を通りかかりました。人一人がやっと登れる階段で、かなり急峻。上からの街並みの眺めはなかなかのものでした。
地元の食材をたっぷり使った家庭料理の夕食を頂いた後は、日の入りの時間も迫っていたので一目散に西桟橋に向かいます。夕暮れ時の定番らしく、ぞろぞろと人が集まってきていました。桟橋の先の方に陣取って、夕焼けを楽しみに待ちましたが、水平線近くの雲が厚くて、かろうじて夕日が拝めた程度で終わってしまいました…。
ちょっと残念。帰り道、日が沈んだ後の街並みもいいよ~、と聞いていたので、暗がりを怖々ながらもう一度なごみの塔に上ってきましたよ。確かに都会では見られない、情緒ある風景でした。
この日もダメもとで夜中に、カイジ浜まで出かけて南十字星との遭遇を試みましたが、失敗。波照間島はハブがいないらしいのですが、竹富島にはいるらしいので、自転車とはいえ夜道の草むらを突っ切るのはちょっとビクビク。星空観察には出来なかったので、朝日を見に朝食前に東の浜に向かいましたが、なんと途中で通り雨にやられて断念する羽目に。最終日、始まりがこうなんて、とちょっと不安に。この不安がやがて的中することになるとは・・・。

←これが星砂。家に帰ってから見やすいようにアップで写真を撮ってみました。

金曜日, 3月 19, 2010

小浜島

旅の二日目、朝ご飯の前にしばしのお散歩タイム。南十字星を見るのに、夜更かししちゃったけど、清々しい朝です。公園に咲くオレンジの大きな物体、これはデイゴの花かなぁ?→
ボリューム満点のおいしい朝食を頂いたら、一便の高速船に乗って、石垣島まで戻りました。めっちゃ揺れるで~、と言われていたので覚悟していたのに、天気が良かったせいか、エンジン音は強烈ながら、なかなか快適な船旅でした。石垣島に着いたら、速攻で小浜島行きの高速船に乗り換え、とんぼ返りで再び海の上へ。この時点で、すでに私ペースの体育会系の弾丸ツアーになってます・・・。
小浜島は、NHKドラマの撮影現場になって、観光客には”ちゅらさんの島”として知られている場所。生憎、そのドラマは見てないのですが、連れのたっての希望で訪問する離島候補に挙がりました。
の~んびり、と行きたいところですが、帰りの高速船の時間が決まっていたので、急ぎ足の観光。ちゅらさんロケ地、シュガーロードやこはぐら荘、展望台などはよくわからないながらも、とりあえず行っとけ状態で訪問。シュガーロードは、サトウキビ畑を突っ切る真っ直ぐな道。ヒロインの通学路としてしばしば登場したそうですが、青い空がバックだと、確かに映える風景です。
こはぐら荘は個人のお宅なので、外観の観光だけですが、しっかり看板が出てアピールされているのが、さすがNHKのご威光って感じでしょうか。写真では小さくて見にくいですが、屋根にシーサーさんがいます。赤い瓦の平屋建て、典型的な琉球家屋なのが、選ばれた理由なのでしょうね。
個人的には、細崎岬でヨナラ水道越しに臨む、西表島と由布島の姿が素敵でした。
この日は本当に天気が良くて、雲ひとつない快晴だったのですが、写真ではちょっと霞んで写っていますね。ヨナラ水道はダイバーにはマンタに出会えるスポットとして超有名らしいですね。マンタさん泳いでるかなぁ、なんて思いながら海を眺めて来ました。
島の人お勧めの、今は廃業してしまったホテル内のビーチにも行ってきましたが、やはり波照間の西浜ブルーには勝てず。まぁ、干潮であまり砂浜がきれいに見えなかったせいかもしれませんね。海牛やなまこが浅瀬にいたり、小さなヤドカリがたくさんいて、、もっぱら生き物ウォッチングしてました。写真に写っている海の浅瀬の写真、黒い影みたいにそこに見えるのが、ほとんどナマコだったりします。ヤドカリさんも逃げる姿を一生懸命撮影してみました。もちろん、貝殻拾いにも余念なく。連れに呆れられながら、流木まで拾って来てしまいました・・・。
小さな島なので、見どころだけの観光なら3-4時間で廻れます。この日はとっても天気が良くて、本当に泳げそうなほどの陽気でした。実際、沖縄では明日か明後日には海開きらしいので、海水浴してもよかったのかも。この島に一泊しても良かったのですが、二人の意見が一致した訪問候補地、竹富島でゆっくりしたい、ってことで小浜島から直行で竹富島に向かいました。この道中も、白いサンゴ礁や無人の小さな島など、高速船からの景色は本当に別世界。あんな無人島でぼんやり過ごすのが、本来の旅の目的には合っているのかも、なんて思っている間に到着です。
そしてそして、辿り着いた竹富島は・・・。
そのお話はまた次で。

木曜日, 3月 18, 2010

波照間島

人生を見つめ直す旅をしたい、という友人の要望に付き合い、八重山諸島に行ってきました。現地集合、現地解散の突撃ツアーです。確かに、暖かいところでないと前向きで明るい気分にはなれない、というのには同感。
ぼーっと眺める海が、灰色の日本海じゃあ、見つめ直すどころか、そのまま飛び込んで終わらせたくなってしまうかも。 
空路で石垣島へ、そこからフェリーで2時間どんぶらこ。人が住む、日本最南端の島にやって来ました。南十字星とヤギがトレードマークの”ハテルマジマ”です。北半球ながら、石垣島以南の島では、12月から6月という限られた期間に、地元では“はいむるぶし”と呼ばれる、南十字星を見ることができます。中でも、最南端で高い山の無い波照間島は観測に最適の場所なんだとか。
星を見るのは夜のお楽しみとして、まずは島一番の美しいビーチ、”ニシ浜”に心を洗いにやって来ました(写真上と一番下)。 白い砂浜、青い海、本当にキレイ!。思わずぼーっと見つめてしまいます。そしてふと気付くと、砂浜には打ち寄せられたサンゴや貝殻がいっぱいで、これまた無心で拾い集めてしまう始末・・・。
後ろ髪をひかれながらも“最南端の碑”を明るいうちに見ようと、ニシ浜を後にしました。党内は舗装されていない農道のような道も多くて、地図を見てもよくわからん・・・。とりあえず、最大の観光スポットである最南端の碑(写真2番目)には辿り着くことが出来ましたが、以前に来た友達が迷ってしまった、というのもよくわかりました。
観光シーズンではないので、人も少なくの~んびりした雰囲気。トレードマークのヤギさんにも道端でたくさん出会うことが出来ました。親ヤギは紐でつながれてますが、子ヤギは放し飼い状態。人をみても怯える気配はなく、カメラにポーズまでしてくれちゃったりして。
日暮れ前には、もう一度ニシ浜に舞い戻りました。先客の方々が残したらしい落書きが、いい感じ。とっても良い記念写真になりました。

晩ごはんの後はひと寝入りして、真夜中に起きだして、星空観測。厚い雲で夕焼けは見えなかったのに、雲が晴れてたくさんの星に出会えました。南十字星は水平線に近い非常に低い位置に上るので、少しわかりずらかったのですが、なんとか拝むことが出来て大感動!写真に残せなかったのが残念です。

日曜日, 3月 14, 2010

スカビオサ

今日はフラワーアレンジレッスンで~す。今回は、なんとホルダーブーケ。卵大くらいのオアシスに、持ち手が付いた資材にお花を刺して作ります。選ぶお花次第で、ラウンド型でも、ティアドロップ型でも、もっと垂れ下がったキャスケード型でもテクニックがあれば、自由自在。
見本が小ぶりなティアドロップ型で可愛らしかったので、アイビーとスプレーバラで真似してみました。初めての挑戦で難しかったですが、なんとかまとまるもんですね。やっぱりホルダーブーケとなると、何かしらウェディングを意識してしまうのですが、白やピンクだと”らし過ぎる”ので、あえて避けました。

とてもきれいなパープル系のラナンキュラスと、まだら模様のスカビオサが相性ばっちりで、今回はあっさり花材も決まりました。このスカビオサは先生の一押しだったらしく、お店には色違いでまだらのピンクとグリーンもありました。ちょっと花は小ぶりですが、グリーンも素敵だったので、仲間に加えることに→
グリーンとパープルの色目を繋げるのに、またまたアンティークグリーンのアジサイにお世話になりました。
形はまだまだ完璧とは言い難いですが、色合わせは我ながらいい感じ。可愛すぎず、かといって大人過ぎず、どこに飾ってもしっくり馴染みそうです。

火曜日, 3月 09, 2010

深い愛情

お誕生日プレゼントなのかな~?またまたお友達からお花を頂きました。春の草花を束ねたような、なんともかわいらしい小花のブーケ。添えられたミモザがまたいい味出してます。
先日に書いたように、3月6日は女性にミモザを贈る日。女性の社会的地位を向上させるため、そして女性に感謝する日として、国際女性デーとも定められています。一日遅れですが、彼女がこの時期にミモザを選んだのは単なる思いつきのようでしたが・・・。
さてさて、もう一方の可愛い小花、お名前を”マトリカリア”と申します。
見た目の通り、キク科のお花で、カモミールにも近いお仲間らしいです。そういわれれば、ほんのり癒し系の香りがします。
英名は、「Feverfew(熱を冷ます)」と呼ばれ、体温の熱ではなく、ヒステリー、のぼせ、生理痛をおさめるといわれ、婦人病一般を治療するのにハーブとして使われていたとか。う~ん、こちらも偶然にも女性に贈るのにふさわしいお花だったんですね。ちなみに花言葉は、「深い愛情」「楽しむ」「鎮静」なんですって。深い愛情、に妙に反応してしまったりして。
プレゼントには、手作りのマカロンも一緒でした。つやつやでピエ(立ち上がりの足の部分)も見事な出来栄え。何度も挑戦して、一番の出来だと言ってましたが、本当にお店で買ったみたい!ラッピングも、手編みの小花で飾れていて、心憎い演出です。
そもそも、先日彼女に素敵な手編みのレッグウォーマーを頂いて、そのお礼にならまちで手に入れた雑貨を渡すのが目的で会ったのになぁ。また頂き物しちゃったよぉ。

それにしても、彼女の手作り作品を見る度に、究極のおしゃれってやっぱり”手作り”に行き着くのね、と思ってしまいます。お店で売っていないものを、自らデザインして自ら作るのですから。

日曜日, 3月 07, 2010

ハト料理

今日は女友達で連れだって、エジプト料理を食べてきました。誕生日祝いを兼ねてのお食事会で、エジプト料理を希望したのは私でした。先月のエチオピアンといい、今はちょっとエキゾチックがマイブームかも。
エジプト旅行中も口にした、モロヘイヤスープ(右上)やターメイヤというそら豆のコロッケ(右下)、ババガヌージュという焼きなすのペーストはお決まりのエイシと呼ばれるピタパンのお供に(左上)。あとは、上から順番に、オクラのトマト煮込み、コフタというエジプト風のハンバーグ、そしてハト料理。
















エジプトの伝統料理として、ハトを使った一品は有名で、どのガイドブックにも載っていたのですが、現地では結局お見かけする機会も、食べるチャンスもありませんでした。是非一度は食べてみたいと思っていたので、かなり残念だったんですよね。
というわけで、関西唯一といわれている、こちらのレストランでめでたくご対面が叶いました。このレストラン、その名もピラミッドとかなりベタですが、エジプト人シェフが作る本格的な料理が楽しめます。かといって、決して高級ではないので、初めての方も気軽に挑戦できるとおもいますよ。
さて、肝心のハト料理のお味ですが。中に麦ご飯のような詰め物がしてあって、まわりのハトはほとんど食べるところはなく、香ばしく焼き色のついた皮の部分と、骨に着いたお肉をせせります。どの料理にも共通していますが、くどすぎないスパイスが効いていて、エキゾチックなお味ですが、クセはないので食べやすかったです。

水曜日, 3月 03, 2010

お花といえば

桃の節句を意識したと思われる、和のテイストのフラワーアレンジ。誕生日プレゼントに頂きました。いつもレッスンを受けているお店のもの。ここのお花がおシャレで素敵なの、と話していたのを覚えてくれていたのでしょうか?
花器は黒の陶器で、変わった形をしています。絶対に自分では思いつかない器使いと、色合わせです。黄色と濃ピンクって!、そこにスイートピーや猫じゃらしが入って可愛さも充分。下品にならないのは、さすがのセンス。
ラナンキュラスが使われているのも、ポイント高し!最近の大のお気に入りです。
問題は、めんどくさがりの私がどこまで面倒みて、この状態をもたせられるか・・・。家で一番気温が低いと思われる、玄関に飾ることにしました。というか、いつもお花を飾るここが定位置ですね。
このあいだ、のお隣にもおしゃれなお花屋さんを見つけました。素敵なお店で、ヨーロッパ調のアンティークも一緒に飾られているので、少し私の好みとは違うのですが、店内を見ているだけでも心がうきうきしましたよ。