月曜日, 4月 07, 2008

身近なクローン

タイムリーに新聞で知った話題。醍醐寺のシダレザクラのクローンのお話。そういえば、そんな話を以前に聞いたような気もする・・・。
桜の平均樹齢は、50-60年だとか。枝垂桜は、それより長寿で100年を超えるものもあるけれど、従来の接木や挿し木では、それ以上の維持は困難らしい。醍醐の三宝院の入り口にある、立派なシダレザクラ、これは樹齢150年くらい。豊臣秀吉が“醍醐の花見”として盛大な花見をした桜の子孫で、「土牛の桜」という名前もついている。実際見たときは知らなかったのですが・・・。
住友林業の協力で、このクローン桜が作られ、醍醐寺にやってきたのが平成16年のこと。実はその翌年から、開花していたそうですよ。遺伝子的にも、「土牛の桜」のクローンであると証明されており、今は初代の桜の木の横に移植されているらしい。そういえば、そんな木もあった気がする・・・。「土牛の桜」に圧倒されて、よく覚えてないのですが。
あの桜の美しさを見てしまうと、将来もずっとこのまま咲き続けて欲しいと思わずにはいられないですが。歴史あるものを後世に伝えるためや、絶滅危惧の品種を残す、という大義名分のもとに安易にクローン技術が現実化していくのは、ちょっとそら恐ろしい・・・。

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