土曜日, 8月 28, 2010

こまちに乗って

記憶にある限り、初めての東北入り。多分、人生初と思われます。秋田新幹線こまちに乗ってやって来ました。我ながら、8月は落ち着きなさすぎ…。でも、思いたったら動く体力と経済力があるうちに、行きたいとこに行っとかないと!
秋田に来たのは、今夜、大曲というところで開催される花火大会鑑賞のため。職場の先輩が去年見て、毎年でも行きたいと話してたので好奇心がムクムク。ちなみに偶然にも、宮島の花火大会の後に見たSMA Stationでも、二年連続で全国花火大会の日本一に選ばれてました。今年は100回目の記念すべき大会で、だからこそ例年に増して全国から観光客が押し寄せるらしく、大変な混雑になりそう。実際、ゴールデンウイーク前から計画に着手していたのですが、ホテルや交通手段の手配は難航しました。有料観覧ペア席を抽選で引き当てた連れの強運と新幹線手配の的確さに、ただただ感謝するのみ。
前置きだけで、ずいぶん長くなりましたが、せっかく秋田に来たからには少しは観光も、と行きの新幹線は田沢湖で降りました。田沢湖は日本で水深が一番深い湖、423.4mだそうです。遊覧船が出ていたりもするのですが、レンタカーしてぐるっと外周を一回りしてみました。天気は良かったのに、そのせいで気温と水温に差があるせいか、なんだか景色は霞んでいます。田沢湖で有名なのは辰子姫伝説。
伝説は、その昔、類い稀な美貌の辰子という女性が、その美しさを保ちたいと観音様に祈ったところ、田沢湖の水を飲むようにとお告げがあったのだとか。山を分け入り、見つけた湖の水を飲んだところ、いくら飲んでも、喉の乾きが癒えず、やがてその姿は龍になり、主として田沢湖を棲みかとするようになった、というお話。永遠の美を願ったことがいけないことなのか、あるいは強く願えば人外のものが叶えてくれる、ととるべきか、イマイチ話のオチがわからん…。
それはさておき、湖畔に赤い鳥居が建つ、御座石神社という、その辰子にまつわる場所があります。ひっそりとしていい雰囲気でした。今はむしろ韓流ドラマ、IRISのロケ地に使われた、湖上の金色の辰子像のほうが、観光客が多かったです。イ・ビョンホン、嫌いじゃないですが、ドラマはスルーしてしまっていたので、盛り上りきれなかったけれど、さすがにこの前で抱き合う、主人公カップルの図には見覚えがありました。
ちょっとデンマーク(だっけ?)のアンデルセンの人魚姫像みたい。明らかに韓流ファンとおぼしきお姉さま方に混ざって、記念撮影してきました。
その後は車をリターンする角館に向かう道すがら、抱抱り渓谷というポイントへ。台風4号の影響で、遊歩道が閉鎖中と聞いていたのですが、ちょうど再開されたところで、ラッキーでした。
エメラルドグリーンともターコイズブルーとも表現される、独特の色合いの渓流が美しい紅葉の名所です。遊歩道を進めば、滝もあるらしいのですが、角館までの渋滞がどの程度か予想できず、適度に森林浴をしたところで引き返しました。なんでこんな色に?、と思ってしまうほど、本当に綺麗なブルーグリーンの色(下の写真↓)に目も心も癒されます。
その後、渋滞はたいしたことなく、角館に到着後に遅めの昼食を取って、しばしの休憩。ここから大曲までは大混雑の鈍行で30分、着いた先も人の山。それでも、都会の人混みに比べれば、まだまだマシなほうでした。駅から会場までが意外と遠くて、暑さでヘロヘロでしたけれど…。

会場はものすごく広くて、出店も多く、お祭り状態。まだ明るいですが、まず手始めに昼花火なるものが打ち上がります。
花火については、次回で。

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