花火大会の会場は、雄物川の川岸。対岸に観覧席や出店が所狭しと並んで、溢れんばかりの人出。一番いい席は、桟敷席といって目の前がすぐ花火という状況で、かつ高台に陣取られています。その後ろに、桟敷席を見上げる形で、熾烈な場所取りが繰り広げられたに違いない自由席があり、出店と移動用の広い道を挟んで、我々の有料観覧席、という設営。この有料席も、川の土手に続いているので後ろの方は高くなっていて見渡しやすそうです。
我々の席は、出店のすぐ向かいで高さがないので、この時点では、どこに花火が上がるかもわかりませんが、人通りや電線などがかなり気になる感じ。
そうしているうちに始まった昼の部。昼花火は、その音と色付きの煙幕で空に描かれる絵を楽しむものだそうです。全国でも、昼花火を見せてくれる大会はあまりないのだとか。確かにこれまで見たことのない趣向でしたが、通好みのようで芸術性を理解するのは難しいな、という感想。右の写真は、煙幕で龍を描いているようなのですが、やはり視野に電柱が・・・。わかりますか?
あぁ、夜の部がどう見えるのか気になります。
この花火大会は競技会、と名がついており、全国各地の花火職人が新作を持ち込んで、その技を競います。花火を作った職人が打ち上げまで担当するそうです。創作花火ではテーマに合わせた曲選びと連発、大小の花火の組み合わせなどその構成まで、考え抜かれた作品が披露されます。
プログラムの中には、ゲゲゲの鬼太郎やひょっこりひょうたん島、などの楽しそうなテーマもありました。今年は、27組が競技に参加し、合間には協賛により打ち上げられる花火もあります。時間的にも標準的な花火大会の2-3倍、内容はプログラムごとにクライマックスがあるわけですから、もっともっと濃いものになるでしょう。
実際にのっけから、クライマックスか?というほどの豪勢な連発で始まり、目の前が一面の花火で埋め尽くされます。そして、その内容が競技花火の評価の基準になるそうで・・・、つまりこんな内容がX27回!!!、という驚き。いやぁ、この花火大会に毎年来たくなる気持ちや、他の花火大会では物足りない気分になるのもよくわかります。
またまた動画で、少し紹介を。猫娘や子泣き爺が花火になって夜空に描かれた、ゲゲゲの鬼太郎の創作花火↓。
はっきりした大玉の連発で、私好みだった作品↓。”メモリー”。
協賛による、100回記念のプログラム↓。カメラフレームに全体像が入りきらないほどのスケール。これはほんの一部ですが、ものすごい迫力でした。スタンディングオベーションもも出るほど。
秋田市内に宿を取っていて、電車に乗れないとまずいので、最後は駅に向かって歩きながら花火を見て帰りました。高い建物が少ないので、会場から離れても案外見えるものだということを発見。ただ、立ち去る前くらいから全く風がなくなってしまって、せっかくの花火が姿が、前の残像の煙で欠けてしまうことも。
いったい、どの花火が優勝したのでしょう。気になったので、後日、確認してみました。創作花火の優勝は、”世界中の子どもたちへ~メリークリスマス~”というもの。動画では撮ってなかったんですが、クリスマスツリー型の花火はなんとか写真に収めていました→。
ちなみに、私のお気に入りの”メモリー”は準優勝でした。
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