食は旅の楽しみのひとつなのだけれど、今回の秋田ではそこに割く時間があまりなかったなぁ。初日の朝は新幹線の移動中に済ませたし、食事処に関しては何の下調べもしていなかったので、あんまり気合が入っていなかったのも事実。
行きたいところに行って、お腹が空いたときに目に付いた食べたいものを食べる、というのもまた贅沢なことですが。そんなこんなの旅程で出会った食べ物達、写真を見返してみると、意外とおもしろい秋田らしいものに出会っていました。
まずは第一弾、ババヘラアイス→
なんとも変わった名前に、どんなアイス?と気になっていたのですが、名前にそぐわずかわいらしい見た目でしょ。黄色がバナナ味、ピンクは苺味で、アイスよりシャーベット寄りのさっぱりした口どけです。
おばちゃん(ババ)がヘラを使って盛り付けることでこの名前が付いたのだとか。田沢湖畔の売店で遭遇しましたが、その後、この暑い最中に道端で売り子をしているおばちゃんたちを何度も見かけました。もちろん、花火会場でも出店していましたよ。熱い中、本当にご苦労様なことです。
秋田ではババヘラの露天は、春から秋に見られる風物詩だそうです。
第二段、みそたんぽ→。
秋田といえば、言わずと知れた米どころで、”きりたんぽ”が郷土料理として有名ですね。米を潰して木の棒に巻き付けて焼いたものを“たんぽ”と呼び、棒から外して食べやすく切った物が”きりたんぽ”なんだそうです。
こちらも田沢湖畔の茶屋で出会いました。味噌をつけて炭火で香ばしく焼かれていて、とてもいい香り。アイスでは、お腹は膨れなかったのですが、ボリューム満点のこれで満腹。写真の後ろで、何本も並んで焼かれている、たんぽ達が大きなマッチ棒みたいでかわいいです。ちなみに、棒には秋田杉が使われています。
←そして、角館で昼食に頂いた稲庭うどん。名前は知っていたのですが、秋田県のものだとは知りませんでした。もう少し南の湯沢市に稲庭というところがあって、そこがうどんの里だそうです。民芸茶屋風のお店オリジナルのメニューは、角館で手仕込みされた納豆やミョウガ、梅干し、ワサビなど具だくさんに盛り込まれたオリジナル。暑い中を歩いてきたので、つるっとした喉越しと冷たさが、とても美味しく感じました。角館では観光をする時間はなかったのですが、このお店で使われていた真壁屋の稲庭うどんと、大粒で柔らかくて気に入った納豆、さらに地ビールまで一緒にお買い上げしてしまいました。
←最後は横手焼きそば。花火大会の露店で地ビールと一緒に。
味付けは普通のソース焼きそばですが、挽肉が使われていること、目玉焼きのトッピング、赤い福神漬がそえられていること、が特徴らしいです。お味も、これっといった珍しさはなく、やっぱりソースもんは大阪の方が美味しいかも、と思いました。
そういえば、露店の中に“大阪焼き”なる売るお店がありました。ホットケーキのような丸い型に入れて焼かれた、お好み焼きのような見た目の食べ物でしたが、あんまり美味しそうにも見えなかったなぁ。大阪焼き=お好み焼きなのでしょうか・・・。大阪には存在しない、大阪焼きなるもの、ちょっと気になりました。
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