ピッツバーグから4時間半ほどのドライブで、ランカスターにやってきました。フィラデルフィアに近い、アメリカの古くからある街の一つです。
まずは、1730年代からこの場所でずっと開かれているというFarmer's Marketへ。お昼頃に到着したので、そこでデリ等を利用して軽くランチをすることに。お腹がいっぱいになったところで、食後の運動も兼ねて、ダウンタウンを徒歩で散策。 昔ながらのレンガ造りの建物や教会がたくさん建ち並んでいて、それらを眺めながらこじんまりとしたダウンタウンを一周。
残念ながら、お天気はどんより曇り空、でしたがそぞろ歩きには少し汗ばむくらいの、ちょうどよい気候でした。そしてランカスターといえば、やはりAmish(Wikipedia参照)!Amishの暮らしぶりや、QuiltにDutch Foodなどに触れることがこの旅の目的です。ランカスターは以前に訪れたVolantよりずっと大きく、多くのAmishが暮らす街として知られ、観光客も各地からやってきていました。
写真は、昔の銀行を改装した、キルトを展示している博物館。頑丈な造りの金庫がそのまま、展示室になっていました。Amishとnon-Amishの人では当然、デザインや使う布地なども違ってくるのですが、同じAmishの手によるキルトでも、ランカスター地方とオハイオ地方では色使いやパターンが異なっているということを知り、びっくり。日本にも、刺し子という似たような技術がありますが、キルトはベットカバーなど作品が大きいにもかかわらず、パッチワークを施した布地、中綿、そして裏地の3層からなっていて、パッチワークだけでも大変そうなのに、さらに3層重ねた後にまた刺し子のように図案通りに キルティングしていく、という気の遠くなるような作業が必要。もちろん、ほぼすべてが手作業なわけで、展示されているベッドカバーが出来るのにいったいどのくらいの時間がかかったのか・・・、とため息。
この日は、Bird-in-HandとIntercourseという観光地化されたAmishTownを経て、Gapという街のB&Bに宿泊。途中、夕立に見舞われてびしょびしょになりながらも、地ビールの飲めるレストランで夕食をとり、一日目は終了。
2日目も、あいにく雨が降ったりやんだりというお天気。雨の中を、農場を周るバギーツアーへ。Amishの生活についての解説を聞きながら、20分ほどの馬車に揺られました。この日は日曜なので、Amishの人々にとっても休日で、教会に行った後は親戚や友人を訪ねたり、若者たちで集まったりして過ごすらしい。というわけで、バギーに乗って往来する多くのAmishの人々をみかけました。
旅の最後はAmish Villageという、観光用にAmishの暮らす家やFarm、学校などを再現した施設へ。
家の内部は、薄いブルー・緑・白の3色を基調としていて、もちろん電気は使わないので、明かりや冷蔵庫・コンロはプロパンガス仕様。ミシンは足踏み式。服や靴などは、今も手作りするようですが、柄がなく地味な色合いのものであれば市販のものを購入して着用するそうです。
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