月曜日, 12月 28, 2009

ちゅら海

今日は予報からして、雨のち曇りと振るわないお天気。沖縄滞在中、必ず行こうと思っていたスポットで、雨でも楽しめるので、朝から美ら海水族館に向かいました。その名も、エメラルド・ビーチという人工の美しい砂浜を臨む海辺に建っているので、晴れていればさぞ眺めがよかったことでしょうが・・・。ご覧とおり、どんより雲で楽しい気分も半減しそうです。
それでも、年末のかき入れ時とあって、こんなお天気の午前中にも関わらず、訪れる観光客は絶えません。唯一ラッキーだったのは、通常だと人数制限があり、予約しないと参加できない"黒潮探検”という、ツアーが予約不要かつ人数制限なしだったこと。
黒潮探検というのは、美ら海水族館のメインで最大の水槽である、黒潮の海を裏側から見られるという解説付きのツアーなんです。この水槽には、水族館のイメージキャラクターになっているジンベイサメが、なんと3匹も悠々と泳いでいます。裏側、と言っても実際は、水槽を上から見下ろして、水槽に魚たちがどのようにして搬入されるのか、や飼育員がどうやって世話をするのかなどの話が聞ける、という内容です。
普通の順路で見学している限りは、ジンベイサメを横や下から観察する事はで来ても、なかなか上から背中全体を見ることはできません。まさに上から下から、くまなく見ることができました。マグロやかつおの群れが背びれをキラキラと反射させて泳ぐ姿もとても綺麗でした。
うまく写真には撮れませんでしたが、一番のお気に入りはイトマキエイ(通称マンタ)の腹側のショット。えらの形でにこちゃんマークみたいに見えるんです。もちろん、きれいにそう見えるのと、ただの切れ込みにしか見えないのとかもいたんですけど、後で調べたら、エイの個体識別って、背中側からの見た目だと判別が付きにくいので、腹側の見た目で行うんですってよ。
水族館でたっぷり楽しんだ後は、おなかを満足させに行きました。行列が絶えないという評判の沖縄そばのお店、きしもと食堂へ
そばといっても、小麦粉で作られており、見た目はうどんに近い感じ。豚バラと沖縄かまぼこ、青ねぎが入っているのが標準のようです。豚の出汁でとったスープは、しょうゆベースで意外にあっさり。。
コーレーグースという島唐辛子の泡盛漬けを薬味に用いて食べます。味はうどんよりも、中華そばに近かったです。麺のこしが強く、食べ応えがあるので一杯でものすごく満腹になりました。
食後の腹ごなしは、世界遺産の散策へ。今帰仁城跡へ行ってきました。なきじん、と読むのだそうですが、本当に沖縄の地名や言葉って独特ですよね。
こちらも、琉球王国時代のお城の跡です。といっても、残っているのは石垣ばかりですが。天井部分を一枚岩で支えられた門を入ると、カンヒザクラの並木が出迎えてくれます。花が咲くの一ヵ月後くらいらしく、まだまだ硬い蕾でしたが、沖縄有数の桜の名所らしいです。
お城自体も高台にあって、海が見えてかなり眺めがよいので、一月から2月の桜の時期にもし沖縄に来られる機会があれば、お天気がよい日に一度足を運んでみてはどうでしょうか。世界遺産好きじゃなくても、きっと満足されると思いますよ。
この後、名護パイナップルパークに立ち寄って帰りました。晩御飯は、回転寿司。沖縄ならではの、イラブチャーや海ブドウ、名前の覚えられない長いカタカナ名のお魚を頂きました。どれも不味くはないのですが、ちょっとブヨッとした食感・・・。いい体験をした、という感想で締めておきます。

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