土曜日, 5月 13, 2006

検診

帰国前にやっておきたいこと、の一つが”検診”でした。変なやつ~、と思われるかもしれませんが、日本の病院との違いもみておきたかったし、何よりも毎月の給料から 医療保険代が差し引かれているのだから、受診しとかないと損っていうケチ根性から。
アメリカは日本と違って、国民皆保険が義務付けられているわけではないので、職場や、あるいは個人で選ぶ保険会社によってカバーされる医療費がずいぶん違います。私の保険は、その中でもかなり高額まで保障されるもので、しかも月々の 保険料も半分以上を勤め先がカバーしてくれています。年一回の簡単な健康診断も、保険範囲内で無料で受けられると知って、帰る前に一度、と考えていたのでした。
ド近眼+乱視のためコンタクトが手放せないので、こちらに来てから眼科は数回受診済み。最初は、言葉の面で大丈夫かなと心配していましたが、こちらのお医者さんってすっごいサービス精神旺盛で、患者というよりお客さんのお相手をしているという感じで、私のつたない英語でも辛抱強く話を聞いてくれました。診察料は、保険でカバーされるのでもちろん無料、年間$78までという制限つきながら、コンタクトやめがねの料金まで支払われるのには、びっくり。コンタクトは、日本より度のきつい使い捨てが流通していて、ありがたい限りでした。
言葉の問題は何とかなるもんだと思い、先月は一般内科の検診に行ってきました。こちらでは、まずPCP(Primary Care Physician)と呼ばれるかかりつけのお医者さんを決めて、電話で診察の予約を取らなければいけません。加入している保険によって選べるPCPも違うので、まず保険会社に電話して自宅・あるいは職場近くのPCPを紹介してもらいました。私の場合は、職場近くの大学の付属病院の名前と、女医さんがいいという希望を伝えると、2-3人の医師の名前と電話番号を教えてくれました。発音しやすい名前っていうだけの理由で、その中の一人を選んで、電話で予約を取りました。ちなみに、検診は”general check up”といいます。後日、指定された曜日と時間に病院へ行くと、受付で保険会社からもらったinsurance cardのコピーを取られ、待合室で問診表を記入するように言われました。内容は日本とほぼ変わらないのですが、exercizeを定期的にやっているかどうかっていう項目があって、ふ~んって思いました。45分くらい待たされて、担当の看護婦さんに呼ばれ、診察室へ。最初の印象は、全然病院っぽくないなぁ、でした。消毒薬の臭いとか、全くしなかったし、完全に壁で仕切られた個室になっているので、他の患者さんと顔をあわせることも無いし、ましてや隣で 話していることが筒抜けなんてこともない・・・。看護婦さんからは、問診表を見ながらいくつか質問をされ、体温・血圧・体重測定などをしてもらいました。 そして、また30分ほど待ってやっとPCPと初対面。若くてやさしそうな女医さんで、ラッキー!聴診・触診はもちろん、じっくり話も聞いてもらえたし、保険でカバーされる範囲の血液検査もお願いしました。終わってから時計を見ると、1時間半も経っていて驚き!待ち時間がトータル1時間くらい、ドクターと30分くらいは話せたので日本の大学病院の診察と比べると、かなり時間をかけて見てもらったという感じ。
本日は、婦人科検診。な~んでだか、婦人科って敷居が高くて、実は日本でも受診したことがなかった・・・。だから比べようが無いのだけれど、やっぱり診察 室は病院って感じがしなくて、診察台のあるオフィスって雰囲気でした。検診の結果は、わざわざ聞きにいかなくてもなんか問題があれば電話するから、1ヶ月なんの連絡もなかったら大丈夫だったってことよ、だって!頚癌検診の結果は、診察の前に問診表と一緒に返信用のカードを書かされ、結果が出たらそれを送り返すと言われました。合理的な方法だ~、と感心。
別に、検診の話なんておもしろくもないだろうから、このへんにしておきます。写真は文章とは何の関係もなく、昨日の夕ご飯。チーズトースト・プランテーン(甘くないバナナのような野菜)のソテー・レンズ豆とケールのカレーです。

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