結局、飛行機は2時間遅れ。ランチに行こうと思っていたカフェには行けず、がっかり。空港からは選択の余地なく、タクシーでマンハッタンに向かう。急いでいるんだけど・・・、の一言で運転手の若いお兄さんはかなり飛ばしてくれた。でも、高速を80マイルで飛ばしているのに窓全開はやめてくれ~。その甲斐あって(?)20-30分かかるはずのところを、15分足らずでブロードウエイに着く。ありがたいけど、チップ弾まなきゃなんないのね、渋々。
楽しみにしていた、ミュージカルの ”The Wedding Singer”は予想通りとても良かった。随所に笑えるポイントあり、かつじっくり歌を聞かせるシーンもありで飽きない。これは今年度の新作で、トニー賞 のベストミュージカル部門にもノミネートされている作品。もともとは、アダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演の映画。ピッツバーグに来て部屋にテレビがセッティングされた最初の日に見た映画だった。映画といえば、アクション物かミステリーくらいしか見なかったのだけれど、この作品をきっかけにロマンス物やコメディも悪くないなと思ったのだ。それ以降、テレビで恋愛映画をやっていてもチャンネルは変えずにとりあえず見てみることにしている。なんせ英語の聞き取り能力に難があるから、英語の字幕を頼りにしてしまうので、せっかくのアクション映画も見せ場のシーンそっちのけで、読むのに必死になってしまうのだもの・・・。ミステリー物も、台詞に隠されたちょっとしたヒントとかに気づかなかったりするので、なかなか難しい。その点、ある程度は筋書き通りに進んでくれるラブコメディは、台詞の聞き取りに集中しなくても楽しめる。しかも、こっちの放送局は深夜や週末の昼間は手抜きをして、何度も同じ映画を流 してくれるので何度か繰り返してみるうちに、始めは聞き取れなかった台詞も聞こえるようになって、英語の勉強にもなるのです。
主人公がシンガーという 職業柄、映画中にもたくさん歌うシーンがあり、ミュージカルにもしやすい作品だろうと思っていたが、いいところは崩さずかつミュージカル用にオリジナルの 設定やシーンもあって、映画が好きな人にも知らない人にもウケのよい仕上がりなのではないかな。どうやら、トニー賞の本命候補ではない様子ですが、英語能力を気にせず軽いノリで楽しみたいならお勧めです。
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