本日の最終目的地は、白米千枚田。
フィリピンに世界遺産に登録されている棚田があって、テレビで紹介された壮観な景色にとても感動したのですが、その後、旭化成のテレビCMでも棚田の風景を見かけました。こちらの風景は、バックに海が映っていて、夜明け直後の淡い光が反射する棚田で田植えをしている場面がとても印象的なんです。後日、その場所が能登の輪島の近くと知って、行ってみたいなぁ、と思っていました。この週末、ボランティアによる田植えが行われると知って、代搔きした棚田が見られるぞ、と気持に火が付きまして。ま、今回の旅先が、能登なのもそういうわけなんです。
さて、増穂浦から千枚田に向かう途中、”鳴き砂”の道路標識に誘われるがまま立ち寄った琴ケ浜→
確かに、踵で思い切り踏みしめると、キュッキュッと控えめな音がしました。それよりも、大きな奇岩や洞窟があって、それに目を奪われてしまいましたが・・・。
そして、海岸線から外れて山里に入ったところにある上大沢。ここは”間垣の里”と呼ばれています。間垣というのは、日本海から吹き付ける強い潮風から家を守る竹の垣根のことで、その高さは4-5mはありそうです→
こんな間垣のある普通の民家が、何軒か並んでいるだけなのですが、地元のおばあちゃんが軽トラで走っていたり、のんびり猫が歩いていたりと、なんとも風情のある風景でした。
なんだかんだ、寄り道しながらも無事に千枚田に到着したのは、まだなんとか太陽が照っているじかんでした。この場所は、今回の観光で唯一の人混みが。すぐ近くに道の駅があるのですが、そこに駐車するのもやっと、という人気ぶりでした。さてさて、なにはともあれ、その道の駅からは千枚田の遠景が綺麗に臨めます。どうですか?青い空と海がバックの棚田、素敵でしょ?
近くで見ると、まだ田植えがされていないところの方が多く、畦道の緑もまばらでちょっと寂しい。実はここは名前は千枚田ですが、実際は大小合わせて、千四枚の田んぼがあるそうです。大きさは本当に2-3畳くらいのものから、幅30cmくらいしかないものまで、まちまち。確かに機械は入らないので、手で田植えするしかない規模の田んぼです。
棚田の中も歩けるように畦道とは別に、歩道が整備されています。本日のベストショットを撮るべくあーだこーだとうろうろしていたら、すぐに一時間ほど経ってしまって、日が傾いて来ました。CMに近いイメージの、日が差し込む棚田の景色も見られて大満足でした。
夕焼けや夕日を狙って陣取っているカメラマンも多数。残念ながら、海の向こうの水平線には厚い雲が。棚田は充分満喫したので、日没まで待たずに今夜の宿に向かいました。その途中の小さな展望台で、一応、夕陽の記念ショット。
やっぱり雲が厚い・・・。
お宿はちょっと秘境、って感じで、マイカーじゃなかったらどうやって来る?って立地でびっくり。地元の漁師さんがやっている民宿で、2食付きかつ温泉付き、希望があれば無料で地引網や漁の体験も、というオプション満載でお値段も良心的なところ。しっかし、この夜はとても冷えました。海水の温泉で温まらなかったら、凍死してたかもね・・・。
こうして、能登観光の一日目は終わりを迎えました。漁師体験はご遠慮して、明日は輪島朝市へ!
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