土曜日, 5月 08, 2010

和顔愛語

春を通り越して、すっかり初夏の陽気ですね。ようやく本腰を入れて、衣替えをしなくては、と思いつつ・・・。天気がいいとやっぱり家で籠るより、外の空気が恋しくなります。
今日は、以前からお参りに行かなくては、と思っていた”鈴虫寺”に行ってきました。さすが、行列が出来るお寺として有名なところとあって、連休中は、なんと三時間半待ちと、上海万博も真っ青な混雑ぶりだったそうです。ところが多少の待ち時間を覚悟して、昼過ぎにお参りしたのですが、なんと並ぶことなく、新緑の紅葉が美しい階段を上ると、そのまますんなり境内に入ることが出き、あれよあれよとお座敷に通してもらえました。こちらで、お茶とお菓子を頂きながら、お説法とお地蔵さまへのお願いの仕方を教わります。ここのお地蔵さまは草鞋を履いていて、願い事をひとつ叶えるために歩いてお出ましになるそうです。
実は、留学前に先輩からこちらの“幸福お守り”を頂いて、あちらで恙無く過ごせて、いい出会いがあるように、とお願いして持っていたのですが、もう帰国して随分たつのにお礼参りに行き損ねていたのです。
お地蔵さまは、お願いした人の所まで歩いて来られる、というのでお参りの際には住所もお教えしなくてはいけません。だから私のお願いも、留学先で鈴虫寺の方向に向かって手を合わせたのですが、海を越えた異国にもお地蔵さまは来て下さったようで、無事に海外生活を終えることが出来ました。
タイトルは、今日のお説法で習った言葉です。
”善意に満ちたなごやかな笑顔で、愛情のこもったやさしい言葉で相手に接すること”、忙しい毎日でついつい仏頂面になりがちですが、気を付けなくては!
そしてもう一つ、願い事を叶えるには、やはり本人の気構えも肝心。”為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり”、この短歌はもともと米沢藩主であった上杉鷹山が子息に詠んだものだそうですが、意思を持って前向きに行動すること、それが大事だとおっしゃっていました。

0 件のコメント: