とても良いお天気で、”まぐろ気質”がうずき出し、お出かけしたくなっちゃいました。外でこの春の陽気を体感したくて、何の予定も下調べもしていなかったので、母の提案に従って植物園を目的地に決定。
京都府立植物園は北山、市内の北部にあるので、ちょっと肌寒かったですが、日差しはとても強くて目が痛いほど。快晴の空に、青葉と遠くに見える比叡山の借景が、抜群にきれいでした。今の時期、なんといっても見頃なのは、紅葉や柳の若葉です。目にも眩しい新緑で、森林浴気分で澄んだ空気を満喫して来ました。
花では、花壇のチューリップは終わりに近づいていましたが、色鮮やかなアネモネやポピーが満開でした。大輪の牡丹も花を咲かせ始めていましたよ。白や紅色、ピンクなどしか知らなかったのですが、黄色の牡丹があって驚き。他の色と比べると、少し花が小ぶりでパッと見たところは、バラのようでした。
そう、珍しい花といえば。
散策路を歩いていると、数人がある木を見上げていて、何だろうと近づくと”ハンカチの木”の看板がありました。その名前の通り、木に白いハンカチを結んだように見えます。ハンカチに見えるのは花びらではなく、2枚の大きな苞(ほう)で、その真ん中にある球状のものが花だそうです。中国原産で、花を咲かせるまでに10-15年かかるので、日本ではまだ珍しい木だそうです。
もう一か所、写真家さん達がこぞって集まっていたのは、温室内の”ヒスイカズラ”。見たこともないような鮮やかなブルーの花を咲かせていました。マメ科の植物でフィリピン原産、野生では限られた地域にしか生息しない、こちらも珍しい品種です。
こちらの温室は結構広くて、なかなか見ごたえがありました。
南国カラーのフクシアやベゴニアも綺麗でしたが、花より団子な、私が気になったのはバナナ、レンブ、カカオやパパイアやなどのフルーツ。特にレンブは鈴なりで、誰にも食べてもらえずこのまま朽ち果てるのはとってもかわいそう。カカオが、幹から直接に実を付けている姿はちょっと意外でした。チョコレートの本で知りましたが、カカオもチョコレートになるのは種の部分で、そのままでは食べられませんが、実は果肉は美味らしいし・・・。植物園で働く人々は、食べちゃったりすること、出来るのでしょうかね。
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