水曜日, 11月 03, 2010

春日原始林

文化の日、今日は古都奈良へのお出かけ。正倉院展のため、信じられないくらいの長蛇の列ができている奈良国立博物館を横目に、春日大社にお参りしてきました。正倉院展にも興味津々ですが、あの行列に並ぶ気にはなれません・・・。
境内は七五三で着飾った子供達がいっぱい。ちょうど祈祷のための雅楽演奏を目にすることができました。

でも、一番のお目当ては鹿みくじ。木彫りの鹿がおみくじをくわえているんです、かわいいでしょ?
普通の鹿と、白鹿のバージョンがありますが、白い方はなんだかねずみみたいでした。売り子の巫女さんの衣装や藤の髪飾りに萌え、写真を撮ろうとしたけれど、露骨に避けられたので断念。代わりにオブジェと思われる、でっかい鹿みくじを写真におさめました。ちなみに、おみくじの結果は小吉でしたよ。
祈祷中のため、普段はお金を払えば入れる特別参拝は出来なかったのですが、前回済ませたので良しとしましょう。
その後、ランチまでの時間つぶしに散策した境内には、鹿がいっぱい。鹿せんべいの売店には、そこで買ってくれる客を狙ってお利口な鹿が待ち伏せしています。不用意に子供が鹿せんべいを買いに来ると、一瞬で群がる鹿に奪われていました。可愛い顔して、なかなか攻撃的。それにしても、まつげが長~い。
ランチは、念願のイ・ルンガで堪能(次のページで紹介)した後、そのまま奈良奥山ドライブウェイへ。
このドライブウェイは、春日山原始林の中を通り抜けるルートで、秋には紅葉が綺麗だそうです。有料道路だからか、走行する車が少なく、天気が良くて森林浴しながらのドライブは最高でしたが、まだ紅葉狩りにはちょっと早かったなぁ。
春日大社とともに、その聖域として保護されてきた春日山原始林も、古都奈良の文化財の一部として世界遺産にも指定されています。途中は舗装もされていない砂利道をハイカーと共有します。原始林の中には、何種類もの石仏が残っていて、それをお目当てに来る観光客も多いよう。
途中、大仏殿や興福寺の塔が見渡せる展望ポイントが↓

そして、山焼きで有名な若草山の山頂で一息。気まぐれに立ち寄ったのですが、奈良の市街を一望出来、後ろにはうっそうと茂る原始林がどこまでも続くように見えて、最高の眺望でした。
芝生の上の鹿も気持よさそう。


春日山の原始林は、千年以上も伐採が禁止されている区域なので、今の姿も数千年前のままなんだとか。今回は山歩きはパスして、滝や石仏などは次の機会に訪ねることにしました。
カシやシイ類などの常緑広葉樹林が多いので、白神山地とはまた違った趣き。木漏れ日が優しい明るさで、自然と心がびよ~んと伸びました。

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