水曜日, 6月 30, 2010

Lotus

今日は、平日のお休み。梅雨の真っただ中なので、きっと雨だろうと決め込んでいたので、ゆっくりランチに出かける予約を取りました。
良くても曇りかな、と思っていたら意外なことに青い空が見られるほどの天候に!最近、お出かけ続きですが、お天気との相性は良いようです(いや、有馬では嵐だったか・・・)。雨でも、水生植物はみごたえがあるから、とお食事前に草津市立水生植物公園、みずの森へ行ってきました。名前の通り、ハスやスイレンなど今ちょうど開花を迎えた水生植物が見られます。公園に隣接する、琵琶湖に突き出す烏丸半島では、日本最大級のハスの群生地だそうですが、そちらの見頃は7月中旬以降のようで、まだ咲いていませんでした。
でも、園内のハスはすでに開花していて、大輪の花を見ることが出来ました。色やピンクの花が、青空に向かってそびえているのは見ごたえあり。中には、八重咲きで、芍薬のように見える花もありました。早朝に咲いて、昼にはまた花は閉じてしまうので、午前中でないとなかなかこの姿は見られません。インド大陸が原産で、泥の中から真っすぐ伸びて咲くその花の姿は、ヒンドゥー教や仏教でも清らかさや聖性の象徴とされています。確かに、神秘的で神々しい感じがしますよね。
花だけでなく、象鼻杯として、葉にお酒を注いで茎から飲んだり、その種子や地下茎であるレンコンは食用にもされる優れもの。 
一方のスイレンも、可憐な花を咲かせます。英語ではハスもスイレンも、合わせてロータスと呼ばれますが、まるで別物。見た目にも、大きな違いがあります。ハスの葉は水面より高く伸びますが、睡蓮の葉は水面に浮いています。葉の形も、ハスは円形でロータス効果と呼ばれる撥水性があって水玉が出来ますが、スイレンの葉には切れ込みがあって撥水性はないのだとか。ハスの自生しない古代のエジプトでは、スイレンはハスと同様に神聖なものとされていました。太陽が神とされた時代には、日の出とともに花が開き、日没とともに花を閉じるスイレンは、太陽の花、と呼ばれていたそうです。
園内には、スイレンもたくさん咲いていました。ハスに比べると小さな花で迫力に欠けますが、白や水色、紫にピンク、黄色やオレンジがかった色などバリエーションが豊かです。中でも、濃赤色の花は艶やかでした。
それにしても、予想外の良いお天気でご機嫌なお出かけになりました。肝心のランチのお話は後ほど。 

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