去年見たホタルの光、綺麗でしたが、今度はもっとたくさん乱舞している名所に行きたいな、と思ってしまった。関西でもいくつか有名所はあるのですが、なかでも米原の長岡ゲンジボタルは天然記念物にも指定されている、というので、行ってみることにしました。今週末から来週末はホタル祭が催されていて、川縁に何万匹ものホタルが光る写真をポスターにして、観光客を呼び込んでいるようなので、俄然、気持ちが盛り上がったのでありました。
せっかくの遠出なので、下調べして途中の東近江のマーガレットステーションに寄り道しました。季節の花が摘める畑や、地元産の野菜や手作りジェラートが看板の道の駅です。今の季節は鮮やかな色のポピーが咲いていましたよ。ポピーといえば、イメージするのはオレンジや黄色、白くらいなのですがこちらではショッキングピンクや真っ赤な品種が花盛り。家族連れで来ていた女の子達が、はしゃぎながらポピーを摘んでいました。有料ですが、本数限定で自ら摘んで、持ち帰れるそうです。
今回はお花摘みは遠慮しましたが、来月はラベンダーらしいので、かなり気になる…。
こちらでお昼ご飯とジェラートを食べて、しっかり地元で採れたマイタケや格安のお花を買いました。トマトやほうれん草、ポピーの花びら入りなど、変わり種のジェラートもありましたよ。こちらも、季節ごとにフレーバーが変わるみたいです。
まだまだ日暮れには時間があったので、そこからは気まぐれで地道をのんびりドライブ。この選択がよかったみたいで、予定外のイベントに立会えました。
多賀神社のご神田で行われていた、田植え祭です→
もう終盤に差し掛かっていたのですが、かわいい衣装の女の子達が田植えをする姿や、おじさん集団の田植え歌、神官も交えての田植え後の行列を見ることができました。そういえば、田植えをする男の子は一人もいなかったような。そういう決まりなのでしょうかね。
さて、田植え祭を後にして米原方面に向かうと、醒ヶ井(さめがい)という所で水の駅、なるものを見つけました。そもそも、醒ヶ井は中山道の宿場町で、旅人がここの湧水で喉を潤したらしいです。今でも、名水百選に選ばれるほどきれいな水で有名な所。そして、この時期には清水にしか育たないという梅花藻(バイカモ)の花が咲くそうです。これらの情報、立ち寄った水の駅で得たものですが、行きあたりばったりな寄り道のわりに、この選択もまたもや、大正解でした。
梅花藻は水の駅から歩いてすぐの、地蔵川という場所で見られるそうなので、行ってみました。地元の人に聞くと、今年はまだ花が少ないそうです。水中の緑の藻、これが梅花藻です。
←寄ってみると、小さな小さな苺の花のような白い花が咲いているのですが、見えますか?
川はとても澄んでいて、流れが速く、せっかく咲いた花も水中に潜って見えたたのですが、夏場になるともう少し水嵩が減って、日当たりがよくなれば藻も増えて、水面にたくさん花が浮かんで見えるようですよ。盛りの頃には、ライトアップもするようなので、夏場に清流で涼しむのをお目当てに、お出かけして見るのもいいかもしれません。ただ、観光スポットみたいなので、シーズンにはもっと混むかもしれませんね。
そうこうして、やっと近江長岡に辿り着きましたが、まだ日の入りまでは時間が有り余って・・・。
案内所で、今日ホタルが見られそうな場所を前もって調べてみましたが、まだ時期が早かったようで、なんとか三島池、という場所にいそうだとアタリを付けました。そこに向かう途中、ゲンジボタルの発生地、という看板を見つけて、テンションは急上昇。こうゆうとこ、ホンマに蛍いそうやねぇ、と盛り上がりながら三島池へと着きました。
ここの近くにも小さな道の駅があって、キャンプ場も併設されているので、時間が潰せるかと思いきや、な~んにもない所でした。池の周りを散歩したり、車の中で音楽を聴いたりして暗くなるのをただひたすら待つのみ・・・。しかし、日が暮れて待てど暮らせど、想像したようなホタルの乱舞は出現する気配なし。ようやく、ツアーを引率するガイドさんの後を付けて、なんとかホタルのいる場所が判明したのですが・・・。それでも、思ってたのと違~う!明らかに、この場所に蛍を放したでしょ、っぽい匂いがぷんぷんしました。ホタルより、人間の方が多いんちゃうか~、と思いつつなんとかホタルの姿を写真に収めて(なんとか一匹を追いかけて、光の筋が撮れました↑)、満足とは到底いえないものの、帰途に就く覚悟がつきました。
画質、悪いですが一応動画もアップしま~す↓。
ま、メインの蛍は残念な結果でしたが、それ以外の寄り道でたくさん楽しい思いをしたので良しとしましょう。それにしても、乱舞する数万の蛍、見てみたい!
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