日曜日, 3月 21, 2010

石垣島

今日は最終日。朝から雨に降られたり、と順調な滑り出しとはいきません・・・。朝食後はまた港まで送ってもらって、石垣島に戻りました。石垣島は他の離島に比べると、随分開けた都会です。フェリー港近くで、レンタカーをして帰りの飛行機までの間、島内を周遊することにしました。
とはいえ、あまり天気が良くないので、まずは天候の関係ない石垣島鍾乳洞へ。この鍾乳洞は、海底の隆起により、約20万年の年月により創り上げられたもので、全長は3,200メートルあり、そのうち660メートルが見学出来るようになっています。全国で7番目に大きい鍾乳洞で、日本一成長が早いということで、3年で1ミリ伸びるそうです。鍾乳洞内ではずっと案内のアナウンスが流れているだけで、ガイドのような人もいないし、私達がいる間に他の観光客に出会うこともなく、ほぼ貸し切り状態。自然の力ってすごい、と感嘆しきりの見ごたえ十分で、なかなか良かったです。
鍾乳洞から出ると、少し晴れ間ものぞいてきたので、川平湾へ向かいました。観光客向けの湾内の周遊船や、そこがガラス張りになったグラスボートなんかの乗り場があります。石垣島一番の景勝地と言われるだけあって、フォトジェニックな風景がたくさん。思わず写真家気分でたくさん撮ってしまいました(下の写真たち)。ここでは景色だけを楽しんで、連れの希望で昼食の場所へと向かいました。私は知らなかったのですが、石垣島には島田紳助のプロデュースしている喫茶店があるらしい。”トムル”という、そこの地形から名前をとったお店は石垣島北部の平久保半島の中ほどにあるで、海沿いにドライブがてら向かうにはちょうど良いところです。いい景色だな、と思った場所で、気まぐれに寄り道しながら、時間にして一時間ちょっとの道のりは、運転していても、とても快適でした。着いたのはちょうどお昼時、石焼鍋に入ったカレービビンパを食べました。 お店で目に付いたのが、オリジナルTシャツに書かれた“人生やがて終りが来るまでのひまつぶし いいひまつぶしをすれまいい”という標語。人生を見直したい連れの心にどう響いたのかな。
帰りは行きとは反対側の海沿いを走りました。途中、玉取崎展望台に立ち寄りました。ここは川平湾と並ぶ景勝地で、平久保半島と海が見渡せる絶景ポイントです。雲に阻まれて、100%青い空青い海、というわけには行きませんでしたが、満足のいく景色でした。
そのままフェリー港の近くまで戻って、あやぱにモールやゆいロードをぶらびらしてお買い物。といきたかったのですが、お目当てだった辺銀食堂の島ラー油は売りきれ。他にも、素敵な雑貨やアクセサリー店、食材満載の市場なんかもあったのですが、いまひとつ購買意欲が涌かず。なんだか、自然の力に癒されて、物欲が抑えられていた模様。帰ってきたら、買っときゃ良かったと後悔しきりでしたが、手元に残った砂浜で拾った収集物を眺めると、そんな気持ちも納まるのです。いやはや、心洗われる旅だった、ということなのではないでしょうか?
私の方が飛行機の便が早いので、ここでお別れ。いつになるかわからない、またね、の言葉を交わして、帰路に着きました。・・・、がここで、な~んと大どんでん返し。大阪に着いたら、行かなきゃ行けないところがあったのに、石垣空港に着くや否や、その大阪・関空周辺が強風のため、着陸できない可能性があるとのアナウンス。 名古屋に着陸するかもって、あり?国内では飛行機運は関係ないだろうと、お守り持ってこなかったのが悪かったのだろうか。朝の不安が的中したわけです。
結果としては、さんざん揺れて、何度か旋回を繰り返して予定到着時刻を大幅にオーバーして、なんとか関空に着陸。疲れと揺れで、すっかりグロッキー。申し訳ないながら、予定はドタキャンさせていただきました。我ながら、直前に計画を立てて、無理やり遂行してしまった旅行だったなぁ、と反省しきり。でも、全く後悔はしていません。本当に行って良かった。特に波照間島はこれまで見て来た海は何だったんだろうというくらいの美しさ。これまでは、カンクンやジャマイカで見たカリブ海が私の中でのThe Bestでしたが、西浜ブルーはそれを上回ったかも。帰って来たばかりなのに、また行きたい!

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