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高速船が停泊した、竹富港は青い海と白い桟橋がきれいなところでした。お宿もブーゲンビリアの咲き乱れた生垣があって、風情のある佇まい。看板猫のにゃんじくんのお出迎えです。桟橋までお宿の方に迎えに来てもらって、いったん荷物を置いた後、早速レンタサイクルで町の散策です。
竹富島では、昔ながらの文化を保存しようとする意識が非常に高く、集落内は平屋の赤瓦の家と珊瑚を砕いた白砂の道という街並みが、島民たちの努力で、保護されています。実際、竹富島は西表石垣国立公園の一部として、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、という表示がありました。
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この白砂の道、景観的には申し分ないのですが、自転車で走るには危険・・・。砂に車輪をとられてしまいます。でも、この街並みがあるこそ観光客も訪れてくるわけなのですが。保護対策が万全なだけあって、散策途中に何度も自転車を止めて写真を撮りたくなる家屋に出会いました。特に、個性的なシーサーが家々にいて、それを見つけるのも楽しい。
もちろん、この島にも星砂で有名な皆治(カイジ)浜や、夕陽スポットとして外せないコンドイビーチなど、きれいな砂浜があります。やはり、南の島では海を眺めて心を癒してもらわねば!
まずは、カイジ浜で星砂探し。比較的、自然環境が保護されている場所ではあるのですが、やはり近年はどんどん星砂が減ってきているようです。確か、星砂というのはなんかの生物の死骸だったと思うのですが、よく覚えていない・・・。後で調べたところ、”原生生物である大型の単細胞生物である有孔虫の殻”ってことでした。ちょっと湿った砂浜に、広げた手を押しつけると、うっすら砂が付いてきて、そのうちのいくつかが確かに突起の突き出た星の形をしています。
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砂ごと持ち帰るのは禁止でしたが、星砂を選別して持って帰るのはOKらしい。というわけで、またまたしばし星砂を見つけるのに集中。夢中になると、すぐに時間がたってしまいます。無心になるにはいい方法かもしれませんね。きりがないので、時間制限を設けて、ある程度満足したところで切り上げ。海水浴場にもなっている竹富島イチのきれいなビーチと聞いて、期待を膨らませつつ、、コンドイビーチへ移動しました。
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こちらはシャワー施設もあって、海水浴場としてかなりきれいに整備されています。しかし、またもや干潮の時間で、期待していたほどの青い海には巡り合えず。やはり、西浜ブルーの連勝です。そのまま、夕陽スポットである西桟橋まで足をのばし、夕食後に再び訪れる予定なので、宿からの道順を下調べ。桟橋以外になにもない海辺、ここはあまりきれいな砂浜もありませんでした。
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さて、夕食の時間が迫ったので、宿へと向かう道中に、なごみの塔という広場を通りかかりました。人一人がやっと登れる階段で、かなり急峻。上からの街並みの眺めはなかなかのものでした。
地元の食材をたっぷり使った家庭料理の夕食を頂いた後は、日の入りの時間も迫っていたので一目散に西桟橋に向かいます。夕暮れ時の定番らしく、ぞろぞろと人が集まってきていました。桟橋の先の方に陣取って、夕焼けを楽しみに待ちましたが、水平線近くの雲が厚くて、かろうじて夕日が拝めた程度で終わってしまいました…。
ちょっと残念。帰り道、日が沈んだ後の街並みもいいよ~、と聞いていたので、暗がりを怖々ながらもう一度なごみの塔に上ってきましたよ。確かに都会では見られない、情緒ある風景でした。
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この日もダメもとで夜中に、カイジ浜まで出かけて南十字星との遭遇を試みましたが、失敗。波照間島はハブがいないらしいのですが、竹富島にはいるらしいので、自転車とはいえ夜道の草むらを突っ切るのはちょっとビクビク。星空観察には出来なかったので、朝日を見に朝食前に東の浜に向かいましたが、なんと途中で通り雨にやられて断念する羽目に。最終日、始まりがこうなんて、とちょっと不安に。この不安がやがて的中することになるとは・・・。
←これが星砂。家に帰ってから見やすいようにアップで写真を撮ってみました。
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