日曜日, 5月 16, 2010

輪島で

本日も快晴で、お宿で朝食のあと、輪島朝市に出向きました。8時過ぎでちょうどお店が並び始めた頃、まだまだお客はまばらですが、商魂たくましいオバサマ方の売り込みが激しいこと。めぼしいものに当たりをつけながら、お値段チェックを兼ねて一通り歩いた後に、しばし休憩。本日もご当地ソフトクリームに舌鼓み。なんと、アオサソフト&いしる(魚醤)ソフト。アオサはそのものの青のり風味で、いしるは味も色も塩キャラメルみたいでした。
一服したら、体験工房の開く時間になったので、買い物はあと回しにして、輪島塗りをちょびっとかじってみました。漆塗りのはしに、自分でデザインを彫りこんで、そこに金粉を乗せて絵柄にします。沈金、と呼ぶ方法だそうです。ボールペンの先が針になったような道具で彫るのですが、塗りのはしがツルツルしていて、意外と難しいです。彫った溝にのりとして働くように漆を塗り込めて、余分なところを拭き取ったあと、金消粉という非常に細かい金粉をバフパフ乗せて、また余分な粉を拭き取ったらできあがり。三日ほどして漆が完全に乾いたら、水洗いして使用可能だそうです。ドット模様は連れのデザイン、梅紋が私のです。朝市で見かけた塗物のお店でかわいいなと思った絵柄を自作してみました。加賀百万石、前田潘の家紋だそうですよ。
この沈金体験にちょっと夢中になり過ぎて、朝市に戻ったら、もうほとんどが店じまいの状態で、いろんな物を買い逃してしまいました。ま、思い出のお箸が手元に残ったので、よしとしましょう。
朝市の近くの食堂でお昼の定食を頂いて、次は和倉温泉に向かいます。ひなびた山里の風景や、途中の七尾湾の絶景を楽しみながらのドライブ。小洒落た温泉に辿り着くのを想像していたのですが、和倉の温泉街はあんまりめぼしいものはなく…。総湯と呼ばれる公衆浴場でひとっ風呂浴びてから、買い物は七尾の道の駅まで出かけました。ここで朝市で買えなかった、海鮮や塩サイダーを買い込んで大満足。心残りなく、家路につくことができました。 

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