まほろば、という言葉はてっきりあをによし、のような奈良の枕詞だと思っていたのですが、古語には違いないのだけれど、、「素晴らしい場所」「住みやすい場所」という、れっきとした意味があるらしい。
今日はそんなまほろばの里と呼ばれる飛鳥に、キトラ古墳の壁画を見に行って来ました。遷都1300年のイベントを兼ねて、今年は初めて四神すべてが公開されるとあって、大変な混雑だろうと思い、土曜日のみ行われている夜間を狙い打ちしました。その作戦は成功し、待ち時間ゼロ。しかも、庭のライトアップも楽しめるというおまけ付き。
四神は、東の青龍(せいりゅう)・南の朱雀(すざく)・西の白虎(びゃっこ)・北の玄武(げんぶ)で、今回は朱雀が初公開されました。
日当たりや風通しの加減で、朱雀と玄武は比較的保存状態が良く、綺麗な姿が見られました。ところが青龍は赤い鼻先と舌しか残っておらず、そんな姿を後悔してもらって、こちらが申し訳なく思えるくらいのお姿。そして、白虎は虎にしてはなんだか長~い胴体・・・、と思ったら、青龍と同じ型紙をもとに描かれたらしく、そのせいで龍のような胴体なのでした。
なんとも、期間(季節)限定、特別公開、といった言葉に弱くて、これは行かねば!の精神で出かけましたが、いやはや貴重なものを拝ませて頂きました。
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