土曜日, 7月 31, 2010

ゴールデンゲートパーク

昨夜は遅く帰って来たので、今日はちょっと遅めの始まり。昨日からレンタカーしているので、シリコンバレーのApple本社を経由して、モントレーまで走って、海沿いのドライブウェイを楽しもう、と計画。でも、下調べ不足のうえ、出発も遅めだったのが悪かったのか、土曜日のせいなのか、また渋滞に巻き込まれてしまいました。しかも、着いたApple社は施錠されていて、オリジナルグッズに期待していた併設のAppleストアもお休み。閉まっていても、ディスプレイされているiPodの画面がカラフルな動画になっているのが、むしろ恨めしい。
気を取り直して、先へ進もうにもまたもや渋滞で、車のリターンの時間に間に合いそうもなく、計画は断念して、サンフランシスコ市街に戻ることにしました。モントレーに行けなかったのは残念だけれど、自分は運転しなくていいドライブは快適で、日本にはない景色が見られたので、まぁいいか。
サンフランシスコで久しぶりにアメリカンなバーガーにかぶりつき、軽くショッピングした後は、ビーチに面したゴールデンゲートパークへバスで向かいました。目的はお散歩。散歩しに行くのに、バスや車を使うって、なんだか逆に贅沢な気分です。
傾きかけた太陽が反射する海はキラキラして、とても綺麗だったけれど、肌寒いし、海水は冷たいし、泳いでいる人影はなし。それでも、カイトを揚げたり、バーベキューをしたり、犬と戯れたり、皆さんそれぞれに自分の時間を満喫している様子。私はもちろん、お宝を探してビーチコーミング。さすがアメリカ、10センチ以上ありそうなビッグサイズのカシパンが、大き過ぎるせいか、どれも割れてしまってましたが、たくさん打ち上げられていました。
いくつか二枚貝を拾って満足してから、ビーチを後にし、公園内の遊歩道をウォーキング。友人との会話と、時間がゆっくり過ぎて行く感じが、ピッツバーグでの生活を思い出させてくれました。あの頃はお金ではなくて、時間をかける贅沢をいろいろしていたなぁ、と懐かしくなりました。
夜は新郎新婦と飲む約束があったので、ちょっとオシャレなバーへ。昨夜はあんまりゆっくり話せなかったけれど、譲った愛車に起きた悲劇やハネムーンの予定など、いろいろ聞くことが出来ました。
こうして、サンフランシスコ滞在の最後の夜も更けてゆき…
いつもながら、ハードスケジュールでしたが、なんとか無事に過ごせました。と書きたいところですが、最後にもちょっとしたハプニングがありました。それについては、また後日。

金曜日, 7月 30, 2010

霧のサンフランシスコ

サンフランシスコ名物は数あれど・・・。ゴールデンゲートブリッジ、ケーブルカー、ベイエリアのフィッシャーマンズワーフやアルカトラズ島なんかが有名どころでしょうか。坂道が多い、霧の街というイメージも強いですよね。
そんな今日も、朝から霧が立ち込めていました。これまでずっと晴れていただけに、逆にサンフランシスコらしくて気分が盛り上がります。散歩がてら、ケーブルカーでベイエリアまで出かけようと思い立ったのですが、肝心のケーブルカーに乗り込むには長蛇の列が。待つのも時間がもったいなくて、結局バスで移動することにしました。ホテルから、チャイナタウンを突っ切ってベイエリアに向かう路線、バスの中はほぼ中国人で占められ、バスの中も外も熱気と喧騒でちょっとぐったり。
外の空気が吸いたくなって、ベイエリア手前の高台でバスを降りて、世界一曲がりくねった坂道として有名なロンバーストリートを歩いてきました。 住宅街の中にある、このストリート、曲がりくねり具合は半端じゃない・・・。徐行運転の車をわき目に階段を降りていくと、アジサイが咲いていて、とても良い雰囲気。
坂道の途中で撮った写真、曲線具合が伝わりますかね?遠くには霧に佇むコイトタワーも見えます。前回のサンフランシスコ訪問時はこの塔に登ったなぁ、と思い出にも浸りつつ、こんな坂道の途中にも住居やガレージがあり、通勤や車庫入れが大変そう、と要らぬ心配をしてしまいます。
ここからベイエリアまではすぐそこ。霧に浮かぶゴールデンゲートブリッジを記念撮影しに埠頭の方まで歩いてみました。振り返れば、霧に包まれたサンフランシスコの摩天楼が。雰囲気は格別ですが、写真映りは、やはり晴天の方がいいのかも・・・。
帰りこそはケーブルカーで、と思いましたがやはりすごい混雑でした。またバスでホテルに向かいました。バス停探しに迷っていると、上品な初老の女性が親切に案内してくれて、ちょうど同じバスに同乗することになり、サンフランシスコのいろんな話をしてくれました。三方を海に囲まれていて、海流の影響により、季節による温度変化が少なく、真夏でもこんなに涼しいのよ、とか、内陸の山手の方で暖められた空気がベイエリアのほうに流れ込んできて海面で冷えるから、こんな霧が特に夏場に発生するんだ、とか、89年に起きた大地震の話など、いい(英会話の)勉強になりました。アメリカでは地震は珍しいけれど、サンフランシスコでは体感できないほどの小さな地震は毎日のこと、はサンフランシスコに来て地震を体験したって自慢するアメリカ人観光客も多いのだとか。これに関しては地震大国の日本から来た私には、ふ~ん・・・としか反応できませんでしたが。
散歩程度のつもりが、思いのほか時間をかけてしまって、友人との約束に遅刻するハメに。ピッツバーグ留学をきっかけに知り合ったこの友人(日本人女性)は、すでにこちらでの生活も5年目に突入し、そろそろ就業ビザに切り替えようかという近況。やはり日本のものが恋しかろうと、ジャパンタウンでランチすることにしました。通りの表記がカタカナだったり、?な感じの五重の塔があったり、摩訶不思議。
カリフォルニアロール&醤油ラーメンなんぞを堪能した後、サンフランシスコの観光案内でもよく紹介されているビィクトリア調の家並みが眺められる、アラモ・スクエアという公園へ向かいました。フルハウスのドラマでロケにも使われた場所だそうです。

そこでは、あまりのんびりする暇はなく、ホテルに戻って、夕方に郊外で行われる結婚式に出かける準備をしました。レンタカーの手配に手間取ったのと、予想外の渋滞で、まさかの遅刻…。でも、ゴールデンゲートブリッジを渡った向こう岸は快晴で、青空の下のドライブは素敵でした。
式はゴルフコースの一画の芝生にガゼボを設えての野外ウェディングでした。その後のパーティーもとってもlovelyでsweet♡ アメリカでの結婚式は初体験でしたが、トスと呼ばれるスピーチがあったり、ケーキカットがあるのは日本と同じで、目新しいかったのは、新郎新婦のダンスのあと、参列者みんなで踊り明かす勢いで盛り上がったことですかね。

木曜日, 7月 29, 2010

またの機会に

結局、ヨセミテでの最後の数時間はヨセミテ滝を眺めてきました。ヨセミテにあってその名前がついているくらいだから、代表的な名所かなと思って。
英語ではヨセミテフォールズと呼ばれて、ロウアーとミドル、アッパーの大きな3つの滝で構成されています。かなりの高さなので、遠景でないと全貌は拝めませんが、こんな感じ→。
昨日偶然にも、鹿の写真の背景に納まった滝もそうです。今日は20分ほどの散歩感覚で、ロウアーフォールの袂まで行って見ました。日差しにキラキラと反射する、樫やモミ、松の木の葉っぱがとてもきれいで、たっぷり森林浴をしました。その後、ビジターセンターに立ち寄り、デジイチを提げて歩いていると、写真が好きならば是非とも覗いて見て、と教えてもらったアンセル・アダムスのギャラリーショップへ。アンセル・アダムスはまだ人の手が入っていない1930年頃のヨセミテ渓谷のモノクロ写真を世に出した人。有名な写真家だそうですが、私は全く知りませんでした。モノクロの世界のヨセミテも、なかなか素敵でしたよ。
そしてとうとう、最後はヨセミテ滝の前に広がるMeadowと呼ばれる草原を眺めながら、大自然とサヨナラです。やっぱり、ハーフドームを見上げてお別れしないとね。
日帰りよりもいろんなところに廻れて、大感動でしたが、まだまだ周遊したりない・・・。パノラマトレイルやハーフドーム登頂、星空観測もしたかったし、そもそもヨセミテバレーより外の国立公園にはまだ未踏だし。心残りはたくさんありますが、またの機会に。
帰りもツアーバスでサンフランシスコへ。疲れからほとんど爆睡していましたが、ベイブリッジに着く頃にはとっぷり日も暮れて、名物の霧に浮かび上がる夜景が見えました。
明日のお天気はどうかなぁ…

Glacier Point

ここはもう、来てこの景色を自分の目で見て下さい、としかいいようがない絶景。
冬場は雪のために閉鎖されてしまうので、夏場の6月から11月くらいしか行けません。4マイルトレイルという道を辿れば徒歩でも行けますが、ツアーバスで1時間で連れて行ってもらえます。ただし、今は道路工事のため、予定より30分以上時間がかかってしまいましたが。

グレイシャーポイントは、標高2199mの高さにある展望台。そこからは、ハーフドームの横顔が拝めます。さらに眼下1000m下のヨセミテ・バレーの景色も一望。

昨日のヴァーナル滝(中央下の滝)、その上のネバダ滝(中央の上の滝)までもその全貌が見えました。
ほんと、写真では10分の1もこの自然のスケールのデカさは伝わらないなと思う・・・。
ツアーなので滞在時間は短かったけれど、あぁ、来て良かったな、と心から思いました。帰りもバスで降りましたが、時間のある人たちはここからパノラマトレイルというトレッキングコースで、はるか遠くに見えるネバダ滝からミストトレイルを経て下山するんだとか。それもまた、贅沢なトレッキングですこと!
後ろ髪を引かれる思いで下山して、フードコートで軽くランチをとった後は、さて、残り僅かなヨセミテ滞在をどう過ごしましょうか。

贅沢ご飯

今日は早起きして、標高2199mの展望ポイントであるグレイシャーポイントに行くツアーに参加する予定。せっかくなので、朝ご飯も景色を楽しみながら済ませようと、宿泊所から少し歩いて眺めの良いところで頂きました。
こんな感じでハーフドームのシルエットから後光が射しているかのような、神々しい景色の中で食べる食事はその内容が、コーヒー、パンとバナナなんて簡単なものであっても、最高の贅沢です。

水曜日, 7月 28, 2010

本日の一枚

ミストトレイルで消耗したので、もう坂道は無理・・・。そういう理由で、easyと書いてあったミラーレイクという場所へ行ってみることにしました。途中、シャトルバスが走る道路を悠々と歩く鹿に遭遇。ま、奈良にもわんさかいるので珍しくもないか、と思うのですがその時は、かなりテンションが上がりました。他にもたくさんのリスや、日本では見かけない青い鳥など、トレッキング中にはいろんな野生動物に出会いましたよ。
さて、ハッピーアイルからミラーレイクまでシャトルに乗り込んで、数分で到着。そこからは、起伏の少ない道を散歩感覚でウォーキング。ミラーレイク、とはその名の通り、澄んだ湖が鏡の役割をして、すぐ脇に聳えるハーフドームやその向かいのワコキンス山などが水面に綺麗に映るそうなのですが・・・。夏場はここも水量が少なく、ちょっと期待していた景色ではありませんでした。

それでもなんとか、湖面に映るハーフドーム↑の姿をとらえることが出来ました。
トレッキングするつもりで、持ち込む荷物は出来るだけ減らしたかったのですが、デジイチを持参した甲斐があったというものです。

タイミング良く、湖面を一羽の鴨が悠々と通り過ぎ、今日のベストショットが撮れました。一日の終わりにその日の写真を見返して、本日のベストショットを決めるのが旅行中の密かな楽しみ、でもあります。
しっかり歩いてお腹もすいたので、アワニーホテルに立ち寄って夕食にしました。ここは一泊1000ドルほどする高級ホテルですが大人気のため、予約を取るのは至難の業だとか。レストランも必至、ドレスコードもありなので、雰囲気だけでもと軽い食事もとれるBARを利用してみました。
ホテルの中も少し散策、ログハウス風の造りで暖炉もあったりして、素敵でした。中庭からの眺めも素晴らしく、セレブさん達は私のような怒涛の滞在ではなく、ゆっくりとお庭を散歩するような余裕のあるステイを楽しまれるのでしょうね。
さて、8時を過ぎてそろそろ日が沈むお時間です。夕陽の鑑賞ポイントであるセンチネル橋に向かう途中、なんとシャトルがout of service でバス停で足止めされてしまい、夕焼けには間に合わず。夕闇に佇むヨセミテ滝とハーフドームが、本日の最後の写真となりました。
この橋の近くには、かわいらしい小さな教会もありました。そこから見るヨセミテ滝の姿→
がとても絵になりましたよ。
ちょうど、二匹の鹿が草を食んでいるところにも遭遇。
この写真も会心の出来かも。
9時を過ぎてようやく暗くなったところで、宿泊先に戻りました。
夜には、星空を観察するツアーもあって、かなり興味があったのですが、間に合う時間じゃなかったのです・・・。宿泊先の周辺は高い気が多くて、あまり空の眺めはよろしくなかったなぁ、残念。
あいかわらず、星の写真を撮るテクニックが習得できず、もし綺麗な星空が見えてもお見せすることが出来ませんが。


今日も終わりが近づいてきました。明日も早起きして、ヨセミテを楽しむぞ!

絶景かな

今日は早起きして、6時半のお迎えのバスに乗り、いざヨセミテ国立公園へ。
なんだが曇り空で不安な中、昨日見たベイブリッジを渡りました。4時間のドライブは運転手、兼ガイドのCreigがサンフランシスコとヨセミテ国立公園のお話をしてくれて、なかなか楽しく過ごせました。
ヨセミテ国立公園は、到底数日で周遊できるような広さではありません。今回の訪問は、その中心であるヨセミテバレーの見所をほんの少しだけ齧る程度なんですが。
到着して、まず案内されたのが、トンネルビューと呼ばれる展望のよいスポット。左に聳える世界最大の花崗岩の一枚岩であるエルキャピタン、真ん中には遠くかすかにヨセミテのシンボルであるハーフドーム、右にはスリーブラザーズと呼ばれる3つ並んだ岩と、ブライダルヴェールという滝が一望できます。

ヨセミテに着いてみると、昨日を上回るかのような快晴。サンフランシスコよりもずっと夏らしい気温でスが、長袖で歩きまわって汗ばむ程度という、日本の夏とは比べようもない快適さ。絶景を楽しんだとは、ロッジまで送ってもらって解散。公園内は環境保護のために、電力で走るフリーシャトルが走っていて、たいていの見どころにはそのシャトルを使って廻ることが出来ます。まずはそのシャトルでカリービレッジまで行き、本日の宿であるロッジにチェックイン。名前の通り、ログハウス風の作りでお値段もリーズナブルな宿泊所でした。荷物を置いて、トレッキングに出発です。
まずは名前に惹かれて、Happy Isleというトレイルへ。渓流沿いに散策し、川遊びをする子供たちを横目にリラックス。手を浸した川の水はとても冷たくて、到底泳げるような水温じゃないのに、あちらのお子様たちはお元気なこと。日ごろ運動不足の体が温まったところで、本格?的なトレッキングへ。ヨセミテの見所といえば、巨大な自然の造形美の岩山と、雪解け水の流れによって出来た滝の数々です。夏場は、やはり水量が減ってしまっていますが、7月末はまだそれなりの滝の姿を見ることが出来ました。9月になると枯れてしまう滝もあるようです。
その滝を楽しむには、その名もミストトレイルというコースが良いらしく、とりあえず行ける所まで頑張ってみようと歩き始めました。当然ながら、ず~っと登り坂が続いて、なかなかしんどい行程です。でもこちらの人は、赤ちゃんを背負ったり、ベビーカーを押したりしながら家族全員で楽しんでいる様子。途中、疲れが出たところでちょうど見晴らしいの良い場所に出ます。Foot Bridgeというこの橋から見上げると、バーナル滝が遠くに見えます。ミストトレイルはあの滝を越えて、さらに奥にあるネバダ滝まで続くコース。さすがにそこまでは無理だと思いつつ、まだ余力があったので先に進むことにしました。
ところがどっこい、ここから先が本格トレッキングで、階段状に積まれた細い岩場をただひたすら登ることに・・・。足は張ってくるし、足場が悪くて写真を取るどころの余裕はなく、だんだん近づいてくる滝を目指して頑張りました。こ~んなに高いところまで来ていてびっくり。
←わかるかなぁ?渓流の横の白い紐のように映っている部分が登ってきたトレイルです。
ここまで滝に近づいてくると、やっとミストトレイルの名前にふさわしく、瀑布の水しぶきの洗礼を浴びました。
必死で登って汗もかいたので、その水しぶきがとても気持ち良かったです。
まだまだ滝の上までは遠い道のり・・・。でも、人影が目で確認出来るくらいの距離なので、ここまで来たからには制覇してしまおうと登りきりました。最後は人がすれ違うのもやっとの細いトレイルで、しかも水に濡れているのでなかなか厳しかったです。
←そうして登りつめた滝の上からの眺めがこちら。
ほぼ90度に滑降している瀑布の姿。水量の少ないという夏場でこれなら、雪解け後の時期はどんな迫力なのでしょう。
さて、ここまで登ってくるのに2時間ほどかかりました。トレイルはまだこの上のネバダ滝まで続きます。ここからはその滝の姿も見えないので、まるで想像もつきませんが、ヴァーナル滝まで往復3‐4時間、ネバダ滝までは5-6時間が目安と案内にあったので、まだ登ってきた道と同じくらいの距離はありそうです。
下りのことも考えると、さすがに体力に自信がなくなり、ここまでで引き返すことにしました。次回があれば、その時は先へ進む体力を蓄えて来なくては・・・。ミストトレイルは途中から、ハーフドームンも頂上へ続くトレイルに枝分かれしていて、そちらはなんと、往復12時間だそうです!
登る道中には気が付かなかったのですが、滝の脇を下る途中、虹がかかっているのが見えました。写真でははっきりしないのですが、虹は2本見えていたんですよ。
いやはや、下りの方が時間は短かったですが、足への負担は大きくてトレイルの出発地点に戻った時には少し膝が笑っていました。トレイルの往復にかかった時間は、3時間半弱だったので、ほぼ平均といったところでしょうか。
まだまだ外は明るいので、ロッジに戻るのはもったいない。震える膝にムチを打って、もう一か所だけ廻ってみることにしました。
それは、また次で。

火曜日, 7月 27, 2010

Chocolate Loverですもの♡

サンフランシスコといえば、Ghirardelli(ギラデリ)や See’s Candyがお土産としても有名ですが、かのチョコレートの本にも載っていたショコラティエのお店がこのフェリービルディングに2件もあるのです。Scharffen Berger Chocolate Maker と、Recchiuti Confections。
前者は、販売上、取り扱いが簡単な板チョコにも力を入れているので、どこかで見かけた様な気もしますが、後者はオリジナルショップはここにしかなく、日本での取り扱いはまだないんじゃないかと思います。
甘~い香りの中で悩んだ末に、Scharffen Bergerではそれぞれ異なる産地別のカカオで仕上げた板チョコをお買い上げ。Recchiuti Confectionsでは、ショーウインドウにきれいに並べられたボンボンショコラから、いくつか選んで箱に詰めて頂きました。
日本まで無事に持って帰って来ましたよ~!

San Francisco

今日は旅立ちの日。家を出る時間と、空港に着く予定時間を寝ぼけて間違えて、あわや搭乗時間に間に合わないかも、というハプニング。完全に自業自得ですが、搭乗開始の10分前にチェックインカウンターに着いたのにもかかわらず、グランドアテンダントさんはとっても優しくて救われました。こうしてドタバタで始まった夏休み、一抹の不安を覚えつつ、向かった先はサンフランシスコ。旅行するのは2度目ですが、今回の目的はピッツバーグ時代の友人との再会、そして共通の友人の結婚式への参列、世界遺産のヨセミテ国立公園行き、の3つ。そもそも、友人の結婚式ありきで場所と時期が決まり、そこから別の友人と合流する折り合いがつき、旅行するからには世界遺産に行かなくては、の三段締めで決まった予定です。ヨセミテは、前の旅行の時に日帰りで訪れてとても良かったので、今回は一泊してみようと計画しています。
日本とサンフランシスコの時差は16時間、夕方に関空を出発したのに同日の昼に到着し、なんだかとっても得をした気分。これまでと同様に、時差ボケには全く無縁で、ホテルにチェックインして荷物を置いた後、早速市内に繰り出しました。
まずは、目についたメキシカンファーストフードで遅めのランチ。日本にも、こういうふうにタコスやブリトーを出すファーストフード店がたくさんできるといいのに、といつも思います。アボカドベースのワカモレやサルサ、ビーンズなど野菜たくさんでヘルシーですもの。日本の1.5人前ほどのソフトタコスを平らげたあとは、目抜き通りのMarket.Stからメトロに乗って、海べりにあるフェリーターミナルへと向かいました。
ここは名前の通り、ゴールデンゲートブリッジやベイブリッジの対岸にあるサウサリートやオークランド行きのフェリーが出る港にある建物です。100年以上前に建てられた歴史的な建造物ですが、今では内部はおしゃれに改造されていて、レストランやショップがずらり。前の広場では三増え案シスコ最大規模のファーマーズマーケットも催されているそう。残念ながら、午後にはもうマーケットはありませんでしたが・・・。
中には、オリーブオイル専門店、チーズ専門店、ワインショップや珍しいキノコの専門店などが軒を並べていましたが、私がここに来た目的はチョコレート。ま、それに関してはまた次のブログで、ということで。 
建物の裏にはフェリー乗り場があって、そこからはきれいにベイブリッジが臨めました。気持がいいほど澄みきったの青い空、日差しは強いですが気温は低め。半袖Tシャツでは肌寒いくらいです。日が沈むのも8時過ぎと遅めなので、この後はまたショッピングに繰りだしました。徒歩圏内に、saks and fifthやBarney's NY、NeimanMarcusなどのデパートや、アメリカンブランドのショップが目白押し。夏のセールは終わってしまっているところが多かったのですが、少し秋物を購入しました。というか、秋物が欲しくなるほどchillyだったんです・・・。

日曜日, 7月 25, 2010

持ち越し

今日はたっぷりと睡眠をとって、お昼前に起き出しました。週明けの火曜から、夏休みで旅行に行くので、その準備をするつもりで特に予定はなかったので、贅沢な二度寝をしてしまいました。万全の対策をしたのにも関わらず、下半身は日焼けをしてしまって火照って、ちょっと体が気だるい感じ。そのせいか、思いのほか荷造りに時間がかかってしまいました。
旅先でたくさん写真を撮りたいので、デジカメのメモリーの整理をするついでに、昨日の友達の写真をプリントアウトしてしまおう、というはずだったのですが・・。写真を入れる袋のデコに凝ってしまい、肝心のプリントアウトは結局出来ず仕舞いになりました。
デコ、といっても、水島海水浴場のビーチコーミングで小さな貝を拾ったので、いい思い出になるかなと貼り付けただけなのですが。ちょっと前に衝動買いした、アルファベットと数字のスタンプと、トリノ・エジプト展で見つけたヒエログラフのスタンプで、もう少しおめかしして完成する予定です。
肝心の写真のプリントは旅行から帰ってからに持ち越しです。

土曜日, 7月 24, 2010

海水浴

福井県の敦賀まで日帰りで、ウン年ぶり(いや、10年くらいご無沙汰だったかも)に海水浴に行ってきました。とある雑誌に掲載されていた、無人島にある水島海水浴場というところです。先日の能登旅行で日本海のイメージが随分好転して、梅雨明けの暑さにも後押しされて、夏だ!海だ!の気分が盛り上がり、年甲斐もなく決行です。

上の写真は、対岸の桟橋から撮ったもの。左側に見える松林の部分が、400mくらいの海岸の続く、水島という目的地。右側にうっすら見える島に、渡し舟が止まる桟橋があります。
そうなんです、島、というだけあって、この海水浴場に行くには渡し舟で移動するんですよ~。それもこの海水浴場に行ってみたくなった理由の一つなんですが。
この写真のような、漁船を改造したような小さな船で5分くらい揺られると、到着します。
対岸には駐車場も充分あり、民宿やつり船宿が数件あって、雑貨を売るお店や、シャワーや更衣施設もありますが、島には簡易トイレがあるのみ。飲み物や食べ物、海水浴に必要な物品は、すべて自分で持込まなくてはいけません。これは、ちょっと不便ですが、あんまり長居するつもりもなかったので、小さなクーラーボックスに飲み物だけを詰め込んで、もちろん日陰もない海岸ですから、 熱射病予防に日よけになるパラソルをレンタルして、船に乗り込みました。
天気が良くて、青い空に海面がキラキラ反射して、とてもキレイ。船での移動を満喫するほどの時間もなく、間もなく水島に到着。桟橋のある島から、メインの海岸がある島までは、大きな波で隠れてしまいそうな、細~い砂浜で結ばれています。その雰囲気も、どこか南国の島にバカンスに来たみたいな気分にさせてくれるのですが、実際歩いてみると、かなりごみが多くて残念な感じ。
でも海の水は澄んでいて、遠浅なので、ごみが目に入らなければ、写真のような素敵な風景です。
砂浜に場所取りして、パラソルを立てて、早速海へ!
砂浜から1mくらい進んで、膝丈くらいの海の深さのところで、たくさん石が帯のように並んでいるゾーンがあり、ここを超えて深いところまで行くのが大変。子供たちはクロックスを履いたままで泳いでいたりしましたが、それが正解だったかも。
写真でみるだけならキレイですが、ここを裸足で歩くのは、ちょっと痛かったです。海水浴というより、海水に浸かってちゃぷちゃぷ浮かんで、30分くらいタラソテラピーしたらもう充分に満足して、あとはビーチコマーしながら、一緒に出かけた若者たちが海で遊ぶのを保護者のように眺めておりました。
最近は”ラッシュガード”という、便利な代物がありまして、水着の上に着用してしっかり紫外線対策をしたおかげで、上半身は日焼け知らず。パラソルの下で、海風に吹かれて気持ちよくお昼寝している間に、足だけ焼けてしまいました・・・。
大人になってから、夏場にじんましんや湿疹が出ることが度々あり、なかなか紫外線のせいだと気がつかなかったのですが、最近は周りにも日光過敏症の人をちらほら見かけます。オゾン層の破壊で、年々紫外線が強くなってきてるせいなのかしら?

日曜日, 7月 18, 2010

ウォーターダイヤ

どうやら昨日に梅雨明けしたようで、今日も目にも眩しい青空と、夏らしい白い雲が広がるいいお天気となりました。
梅雨のころは、蒸し暑くても雨の後は涼しく感じたものですが、今日はまさに夏日のもったりした猛烈な暑さ・・・。でもやはり、夏は暑くなきゃ盛り上がりません。来週には、何年ぶり?ってくらい久しぶりに海水浴の予定も組んだし、昨日と今日は今シーズンは控えようかと思っていた、バーゲンにも参戦してきました。やはり暑さがないと、夏気分も始動しないのかもしれませんね。
そして、夏ならではのこんなものも見つました。お気に入りのお花屋さんで”浮草フェア”なるものが催されておりまして、そこで一目ぼれしたウォーターダイヤ、という水生植物です。緑~赤に変化する、放射線状に広がるダイヤ型の葉がまるでお花のように見えるでしょ?。真夏には黄色い花も咲かせるそうです。一つじゃ寂しいかな、と思ってペアで購入しましたが、茎と根がはっていてかなり深めの器が必要でした。
←大きなガラス鉢に浮かべて、ベランダで日光浴させてあげています。半日くらい、しっかり日に当ててあげると、どんどん成長するようです。水替えも週に一日位でいいそうなので、留守がちなうえにズボラな私にも育てやすくて、ぴったりかも。

土曜日, 7月 17, 2010

神輿渡御

祇園祭といえば、山鉾巡行。昨年の9月には、ユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。今年の山鉾巡行の日程は土曜日だったので、見に行けるかも、と思っていたのですが、やはり仕事で行けませんでした。
でも、祇園祭のもう一つのクライマックスとも言われている”神輿渡御”には何とか間に合うことが出来ました。私が四条界隈に着いた時間には、巡行はとうに終わり、それぞれの町内に戻った山鉾も解体されていましたが、神輿渡御は日が暮れ始めた6時ごろから始まります。
そもそも、祇園祭は八坂神社の祭りで、疫病を鎮める祈願を込めて、卜部日良麿という人が66本の矛を立て、神輿3基を送り、牛頭天王を祀って御霊会を行ったのが始まりだそうです。その後、室町時代に入って、町ごとに風情を凝らした山鉾を作って巡行させるようになったのが、今の姿らしいです。
そんな歴史も知らないで、去年は浮かれて宵山に出かけたものですが、無形文化財に登録されたと聞いて、ちょっとお勉強しました。というわけで、本来の神社の中心行事である神輿のお姿を拝まねば、と思い立ったわけです。
東御座、中御座、西御座の3基の神輿が祇園八坂神社の石段下に集結し、1000人以上もの男達に担ぎ上げられ練り暴れて、その後は神輿はそれぞれ別ルートにて御旅所へ向かう、という神事。神輿が暴れ狂う様から、暴れ神輿ともいわれるそうです。
河原町から八坂神社までは、すごい人出で神事が始まる予定の6時には辿り着けず、3基そろい踏みには間に合わず・・・。中御座、西御座の2つの神輿の行列が四条通を通って行く姿を人混みにもまれながら見て来ました。
神輿毎に、それぞれの氏子の町衆がお揃いの半被姿で、かなりの盛り上がりっぷり。見物客も、歩道から書道に溢れ、中にはアーケードの上から眺めている人までいる始末。いつもはおしとやかで、悪く言えば他人行儀な京都人も、この日ばかりは祭りの熱気にまるで人が変わったよう。 
鎧兜の騎乗の武士装束に先導され、刀や弓矢、楽器などを持った神装束の人々が続く中、白馬に乗ったお稚児さんの姿もありました。このお稚児さん、誰でもなれるわけではなく、京都で代々続いた由緒ある家柄から選ばれ、祭りの期間は、足を地面についてはいけない、女性と接触してはいけない、などなどいろんな制約を守らなければならない、大変なお役目だそうです。下世話な話ですが、衣装代などでかなりのお金も必要なんだとか。

日曜日, 7月 11, 2010

フレッシュアレンジメント

今日のフラワーアレンジメント、お題は”ジンジャーを使ったフレッシュアレンジメント”。ショウガ科のクルクマ、という名前もかわいいお花を使ったアレンジです。
日本では、主に観賞用として育てられている花ですが、原産国のタイでは根をウコンやショウガのようにスパイスとして使うようです。熱帯の花なので、寒さには弱いそう。夏のアレンジにはもってこいのお花ですね。
今日は、ピンク、白、黄緑の三種類のクルクマが入荷していました。見るのも、アレンジで使うのも初めてなお花なので、思い切って3種類とも選んでみました。白とピンクは可憐な大きさですが、黄緑だけは大ぶり。ショッキングピンクに合わせて、紫を差し色にしてみました。フリル調のトルコキキョウと、縁取りだけが紫のアジサイを。クルクマとおそろいのピンクはモカラ、控えめながら黄緑と緑のスプレーバラも入っています。
ピンクがちょっと毒々しい、ムカデ調の実ものは山ゴボウ。この子がいい味を出してくれました。山ゴボウは、アレンジに使えるのは今だけらしいです。もう少し経つと、緑の実が熟して黒くなって、果汁で汚れるのでアレンジに使うのは不向きなのだとか。私はあまり見かけたことがないのですが、山ゴボウは庭先によく植えられているものらしいです。クルクマも今の時期に限定で出荷される花、この時期にしか出会えない花の共演です。今回のアジサイは国産のもの、というわけで、これも今しかない花ってことですね。国産の花を使いつつ、熱帯っぽい雰囲気の仕上がり、でも何気に涼しげな・・・。我ながら、この季節にピッタリなアレンジになりました。