土曜日, 10月 03, 2009

歴史の重み

ついに、最終目的地である考古学博物館へ。
三大ピラミッドや王家の谷から発掘された数々の展示品が保管されている場所です。全部を見終わるには、ゆうに一週間はかかることでしょうが、残念ながら私に与えられた時間は数時間・・・。
考古学、という響きには似つかわないピンクオレンジの建物。ここに入るには厳重な2重のセキュリティチェック、そしてもちろんカメラは館外で預けないと入館できません。建物の前には、古代の上エジプトと下エジプトの象徴である睡蓮とパピルスが植えられています。
入口を入れば、そこはもうすぐに過去の遺産の数々と人の山・・・。いろんな言語が飛び交って、老若男女が入り混じって、えらいこっちゃって感じです。限られた時間なので、当然限られたものしか鑑賞できないので、まずはガイドに従って外せないポイントを案内してもらいました。 一番見逃せないのは、やはり王家の谷から発掘されたツタンカーメン王の墓から見つかった副葬品。王にしては小さな墓に密につめ込まれた財宝は息をのむほど素晴らしく、目を奪われました。ツタンカーメンの妻が王の死に捧げたいう菊の花束が、ドライフラワーの状態で残っているのを見たときには、鳥肌が立ちました。二番目を挙げるとすれば、ミイラ室でしょうか。あのカルナック神殿やアブシンベル神殿を建てたというラムセス2世のミイラも陳列されていました。
見どころはたくさんあるのですが、あまりの展示品の多さとその歴史に圧倒され、まだ時間が残っているにもかかわらず、お腹いっぱいになってしまうほどです。何日かに分けて見学することをお勧めします。

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