ルイ・ルルー氏はベルギー出身のクリスタルガラス作家です。クリスタルにコバルトを混ぜ込み、彼にしか表現できない3つの青を生み出した天才と呼ばれています。その青いクリスタルで作られた彫像は、カンヌ映画祭のトロフィーに使われたこともあるそうです。
その彼の作品だけを集めた美術館が、けいはんな学研都市にあります。ベルギー本国にもないものが、こんな近場にあるなんてびっくり。しかも、創立は1997年と、かなり前からあったんですねぇ。
きれいに区画整備され、大学や企業の研究所が立ち並んでいるところから、少し離れた住宅街に建つ洋館。ちょっと異色な感じですが、中に入ると吹き抜けで天井が高く、光が入り込んでとても明るい素敵な雰囲気。内装は色味を抑えて殺風景にも感じますが、そのぶん色とりどりの輝くクリスタルの作品が映えて、ジュエリーショップのよう。
館内に入って30分ほどは、貸し切り状態でゆっくり鑑賞できました。作品をどの方向からも見られるように設置しているのが私好みでした。写真禁止だったんですが、それに気づく前にすでに撮っちゃってたんです。すみません・・・。
現在の展示は”神秘の煌めき”というタイトルで開催中。摩訶不思議な形のオブジェが多かったのですが、顕微鏡写真や宇宙の景色を切り取ったかのような幾何学模様が斬新でした。
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