土曜日, 2月 05, 2011

郡上八幡

今週末は、昨年の11月から予約していた一泊のバス旅行へ行って来ました。なんと、岐阜県→富山県→石川県→福井県の4件にまたがる、かなりの詰め込みツアーです。この旅の第一目的を満たすには、選択肢が少なかったのでしょうがないのです。その目的は次でご紹介するので、まだ内緒。
高速インターでの休憩と昼食を挟んでまず着いた観光地は郡上八幡。日本一のロングラン盆踊りである郡上踊りで有名な、清流と名水の城下町です。食品サンプル発祥の地でもあるそうですよ。
訪れた日にはちょうど、吉田川で冬の風物詩の『郡上本染鯉のぼり寒ざらし』が行なわれていました。岐阜県の重要無形文化財に指定された「郡上本染」で染め上げた鯉のぼりを水にさらし、布に付いた糊を洗い落とす作業で、冷たい水にさらすと布が引き締まり、より美しく発色するそうです。昔の町役場が観光案内所になっていて、立派な鯉のぼりが展示されていましたが、確かに赤・藍・辛子色がとても鮮やかでした。
徒歩で充分に見てまわれる小さな町ですが、随所に昔の街並みや古いお寺がそのまま残っていて、とてもいい雰囲気です。清流と名水の町と名うっているだけあって、町中には綺麗な水の流れる用水路や、湧水が豊富。「日本名水百選」の第1号に指定された”宗祇水”と呼ばれる湧水もありました。名水と寒い気候、その条件がそろえばおいしいお酒が出来るようで、地酒の種類も豊富でしたよ。
今回は時間がなく、近くまで行くことはできませんでしたが、白壁が眩しい郡上八幡城の姿も拝めました。
出発時は曇りでしたが、ときどき青空ものぞくお天気で、何よりも心配していた雪に見舞われずにすみました。先週末は豪雪で、目的地にバスが辿り着けないツアーもあったそうです。今日は気温も暖かいし、観光にはいい条件になりそうです。

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