一度は見てみたかった、白川郷の雪景色。
前回は秋に来て、その季節らしい風景に満足したのですが、合掌作りの屋根に白い雪が積もった姿って想像するだけで素敵じゃないですか?雪道の運転は命がけになりそうなので、お手軽なバスツアーで来ることにしたのですが、特にライトアップの日は白川郷に入れるバスの台数制限があるので、かなり前から予約して確保したのでありました。
白川郷のインターを降りた時点で、もう目の前は真白。道路の両脇には除雪でうず高く積まれた雪が2m以上の壁を作っていました。駐車場からは、出会い橋というつり橋で集落に入ります。写真で見てもわかるように、橋の上も数珠つなぎの人の列。ライトアップお目当てに、全国から観光客が集まって来ているようでした。
集落に着いたのは、まだ日暮れ前。ライトあっぷ開始までには、まだ時間があったので、明るい景色も堪能しようと散策を開始しました。積もっていた雪が少し解けだすほどの暖かさで、心配していた凍結も吹雪もなく、綺麗な景色が楽しめました。
趣のある明善寺の鐘楼門→
境内は雪かきがされているものの、参拝できるような状態ではなく、観光客もみなさんこの門の写真を撮るだけで退散していました。
雲が厚く、夕焼けを見ることはできませんでしたが、日が沈むにつれて雲間に微妙な色のグラデーションが生まれて、この時間に見た景色が一番綺麗だったかも。
どこまでが雲で、どこからが山なのか判別がつかないスモーキーな感じがお気に入りです。
ライトアップされる予定の場所で、いいアングルだと思われる場所には、すでに三脚をセッティングしたカメラマンが陣取っておられました。
中でも、水面に合掌作りの屋根が写り込むこの場所は、一番人気のようでした。暗くなりきるまで、一か所に留まって待つのは時間がもったいないし、寒さに耐えられそうにないので断念。本当は集落全体を見下ろせる、展望台まで行きたかったのですが、その小高い丘を登るのにもすでに長蛇の列で、待ち時間を入れると1時間以上かかるのは必至のため、諦めました。
集落内は、すべてが合掌作りのお家ってわけではないのですが、ライトアップが始まるといい感じに見たい部分だけが明るく浮き上がって、まるで昔話の語りが始まりそうな雰囲気。頭巾を被ったちいさな雪だるまをたくさん並べたり、中にろうそくを点した小さなかまくらを積み上げて、雪の塀を作ったりと、集落全体がライトアップを盛り上げるようにデコレーションされて、とっても素敵でした。
暗くなってからは雪で白浮きするのと、ライトアップでかなりの明暗の差が出てしまうのとで、なかなか上手に撮れませんでした。ちょっとでも見たままの姿を写真に残したいといろいろ頑張ってみましたが、三脚を持参しなかったのが一番の敗因かなぁ。でも結局、三脚立てる暇もおしんで、ここが綺麗と思ったポイントでひたすら撮りまくった気もしますが。ま、実力相応の出来ですかねぇ。
この後、今晩のお宿である山田温泉(富山県)へと向かい、遅めのご飯とゆっくり露天風呂を楽しみました。
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