水曜日, 12月 30, 2009

グスク

とうとう、沖縄滞在も最終日になってしまいました。今日も予報通り雨(泣)。心残りの無いよう、残す世界遺産の2か所、中城城跡と勝連城跡に行ってきました。いずれも2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。ちなみに城(グスク)跡としては、首里城跡、今帰仁城跡、座喜味城跡の5つ、そのほかに初日に見学した園比屋武御嶽石門(そのひやんうたきいしもん)、玉陵(たまうどぅん)、識名園、斎場御嶽(せーふぁうたき)、以上がこの遺跡群に含まれます。
まずは、中城城跡。ここは今まで訪れた城跡の中で、一番広かったような気がします。戦禍を逃れたらしく、琉球石灰岩を使った城壁は、沖縄では唯一完全に近い形で残された貴重な遺跡らしいです。本殿が建っていた、一の郭からはやはり海が臨めます。琉球王国時代の人々も、ここからかの眺めを見たのでしょう。現代の人々が住むビルや建物もたくさん建っていますが、海の景色は変わってないのでしょうね。
これまでと同様、石で出来たアーチ形の門はこちらの城の特徴です→
沖縄の伝承では、きじむなーという名前の、ガジュマルの木に住む精霊がいるらしい。まるでその精霊が門から出てきそうな、ファンタジーな雰囲気。
アニメチックなイラストしか見てないので、そう思ったのですが、実はとてもいたずら好きの妖怪らしいですが・・・。
さて、お次は勝連城跡へ。
ここは、城跡の入口からかなり急勾配の坂道を登らなくてはいけません。
そうして登った先に、勝連城跡の石碑があります。そこから先にも続く、石段の数々・・・。かなり急ですし、ところどころ、石を並べただけで階段になっていない箇所もあるので、雨で足元が悪い今日なんかは、傘で両手が使えないこともあり少し危険です。それでも、上まで登ってみると、その甲斐あって見晴らしは素晴らしい・・・、はずです、天気が良ければ。お天気が悪くても、ここからほど近いところから、平安座島というところ繋ぐ、海中道路が見えました。晴れていたら、ドライブに行きたかったんですけどね。
世界遺産をすべて回り終えたところで、観光は諦めて、国際通りにショッピングに出かけました。
琉球ガラスの浮き玉で作った飾りや、ちょっと前に流行った?琉球MAXのマースストラップを手に入れてホクホク。最後の最後も、豊崎の道の駅に寄って、サトウキビと海ブドウを買っちゃいました。
今年のブログ更新も、たぶんこれで終わり。皆さん、一年ありがとうございました!

火曜日, 12月 29, 2009

道の駅

今日はこのまま北上して、沖縄本島最北端の辺戸岬までドライブすることにしました。その途中、恩納村で道の駅に立ち寄り、昼食を。
鬼柚子を頂いた彼女から、わざわざタクシーを飛ばして地元の道の駅まで買いに行ったという話を聞き、新鮮な地元産の特産品を安く手に入れるなら道の駅、と思ってました。これまでも今帰仁や許田で立ち寄り、島トウガラシやシークァーサー、ローゼルなんかを買ってしまいました。
話はそれましたが、恩納村の道の駅、大盛況で混雑していました。何軒かお店があり、迷いましたが、海ぶどう丼とグルクン(白身のお魚)の唐揚げ、てちび(豚足)、ひらやーち(沖縄風のちぢみ)、ぽーぽー(ひらやーちで油味噌を包んだもの)などをシェアしました。
それにしても、海ぶどう、きらきらして綺麗です。写真にレシート、写っちゃってますねぇ。まぁ、ご愛敬ってことで・・・。
もちろん、デザートも外せまんよ。暖かい日だったので、行列が出来ていたお店で、ぜんざいを。沖縄でぜんざい、といえば黒糖で甘く煮た金時豆を乗せたカキ氷のこと。関西の方でぜんざいといえば、小豆を煮た暖かいものなので、ちょっとびっくり。
このお店では、沖縄らしいフルーツなどのフレーバーをトッピング出来ました。残念ながらマンゴはなく、季節のフルーツはイチゴだったので、沖縄らしい紅イモと黒糖&きな粉にしてみました。 
お腹いっぱいのところで、そこからほど近い景勝地の、万座毛に向かいました。“毛”とは、原っぱのことを指すらしい。
←有名なのは、海岸の絶壁に付いている、象の鼻の形の岩。 確かに象っぽいですね。手前の岩も前足っぽく見えませんか?
ここに来るのは、2度目?いや、修学旅行も合わせると3度目かもしれません。変わることない風景っていうの、やっぱり大切ですね。
やっと沖縄らしい、青い海も見られて大満足です。
お決まりの2時間サスペンスドラマの音楽が聞こえてきそうな断崖絶壁。足がすくみます。
そしてそのまま、また北上。名護市を過ぎると、観光客向けのお店や施設はぐっと減ります。沖縄本島北部の国頭村・大宜味村・東村の三村は、「やんばる」と呼ばれています。飛ぶのが不得意な鳥、やんばるくいなの生息地でもあります。やんばるくいな、日本の固有種でこの地域にしかいないそうです。途中、国頭でまたまた道の駅に立ち寄りました(笑)。やんばるくいなグッズ、オンパレードでした。かわいかったですけど、食指は動かなかったです・・・。ここでは、ウコンの粉末と月桃の葉の粉末に目がとまりました。どちらも沖縄特産の健康食品。石けんに混ぜたりしてみようかな、と思い購入。いつ実現するかはわかりませんが・・・。
道の駅から海沿いの道を小1時間ほどかけて、辺戸岬に到着。少し日も傾きかけています。
晴れた日には、奄美諸島の与論島や沖永良部島まで見渡せるらしいです。それらしい島影は見えましたが、それはがどの島かは判断付かず。
そのまま折り返して、来た道を戻り、途中でなんとな~く、な夕陽も鑑賞。夕食は、アグー黒豚の陶板焼き、頂きました。

快晴

三日目にして、ついに晴れました!
このチャンスを逃すまじ、と今日のプランは風景を楽しむプランにしてみました。
まずは朝一番に残波岬へ。断崖絶壁が約2kmも続く、雄大な景観スポットです。寒くはないですが、海岸沿いはかなり風が強かったです。
岬の突端には灯台が立っており、観光用に登れるように整備されています。灯台の上は、さぞ風が強いだろうと予想されましたが、せっかくなので上がって来ました。灯台の中の狭い階段をしんどい思いをして登ったかいがあり、まさに絶景を臨めました。

さて、次に目指すのは世界遺産の一つ、座喜味(ざきみ)城。といっても、そこにあるのはやはり城跡で、青空に映える緑と石垣がとてもきれいでした。今帰仁に続き、二つ目の城跡ですが、石垣の様子やアーチ状の石門などの作りはそっくり。
こちらは、城跡全体を囲むように公園として整備されており、とても手入れが行き届いていました。城跡自体はやはり高台にあるので、登るのは少し体力が要りますけどね・・・。やっぱり、お天気の良い日にこういう場所に来ると、とても気持ちがいいですね。
少し汗をかいた後で、同じ読谷村にあり、ちょうど行ってみたかったやちむん(沖縄で焼きもののことを指す)の里のへ向かいました。 
やちむんの里は、やちむん(焼物)の工房が集まってひとつの集落のようになっています。共同で伝統的な登り窯を使い、各工房が個性的な作品を生み出しています。ここにある写真の登り窯は沖縄県内で最大級らしいです。薪を燃やし黒煙があがるため、市街地での登り窯を使ってのやちむん製作が難しくなったため、今から30数年前に各地の陶工が読谷に移り住んできたのがこの里の始まりだそうです。
登り窯の火入れは、数か月に一度。一旦火を入れると、交代で番をして、3日間は火を絶やさないのだとか。そうやって焼かれた陶器は、沖縄独特の色遣いがかわいらしく、ずっしりと大地の重みが感じられます。年末のため、お休みのところもありましたが、一通り見学して、一番気に入ったお店で何点か購入しました。また後日お見せしますね。
やちむんの里の駐車場では、早くも寒緋桜が花を付けていました。日当たりのよい場所だったのでしょうが、嬉しい発見でした。

月曜日, 12月 28, 2009

ちゅら海

今日は予報からして、雨のち曇りと振るわないお天気。沖縄滞在中、必ず行こうと思っていたスポットで、雨でも楽しめるので、朝から美ら海水族館に向かいました。その名も、エメラルド・ビーチという人工の美しい砂浜を臨む海辺に建っているので、晴れていればさぞ眺めがよかったことでしょうが・・・。ご覧とおり、どんより雲で楽しい気分も半減しそうです。
それでも、年末のかき入れ時とあって、こんなお天気の午前中にも関わらず、訪れる観光客は絶えません。唯一ラッキーだったのは、通常だと人数制限があり、予約しないと参加できない"黒潮探検”という、ツアーが予約不要かつ人数制限なしだったこと。
黒潮探検というのは、美ら海水族館のメインで最大の水槽である、黒潮の海を裏側から見られるという解説付きのツアーなんです。この水槽には、水族館のイメージキャラクターになっているジンベイサメが、なんと3匹も悠々と泳いでいます。裏側、と言っても実際は、水槽を上から見下ろして、水槽に魚たちがどのようにして搬入されるのか、や飼育員がどうやって世話をするのかなどの話が聞ける、という内容です。
普通の順路で見学している限りは、ジンベイサメを横や下から観察する事はで来ても、なかなか上から背中全体を見ることはできません。まさに上から下から、くまなく見ることができました。マグロやかつおの群れが背びれをキラキラと反射させて泳ぐ姿もとても綺麗でした。
うまく写真には撮れませんでしたが、一番のお気に入りはイトマキエイ(通称マンタ)の腹側のショット。えらの形でにこちゃんマークみたいに見えるんです。もちろん、きれいにそう見えるのと、ただの切れ込みにしか見えないのとかもいたんですけど、後で調べたら、エイの個体識別って、背中側からの見た目だと判別が付きにくいので、腹側の見た目で行うんですってよ。
水族館でたっぷり楽しんだ後は、おなかを満足させに行きました。行列が絶えないという評判の沖縄そばのお店、きしもと食堂へ
そばといっても、小麦粉で作られており、見た目はうどんに近い感じ。豚バラと沖縄かまぼこ、青ねぎが入っているのが標準のようです。豚の出汁でとったスープは、しょうゆベースで意外にあっさり。。
コーレーグースという島唐辛子の泡盛漬けを薬味に用いて食べます。味はうどんよりも、中華そばに近かったです。麺のこしが強く、食べ応えがあるので一杯でものすごく満腹になりました。
食後の腹ごなしは、世界遺産の散策へ。今帰仁城跡へ行ってきました。なきじん、と読むのだそうですが、本当に沖縄の地名や言葉って独特ですよね。
こちらも、琉球王国時代のお城の跡です。といっても、残っているのは石垣ばかりですが。天井部分を一枚岩で支えられた門を入ると、カンヒザクラの並木が出迎えてくれます。花が咲くの一ヵ月後くらいらしく、まだまだ硬い蕾でしたが、沖縄有数の桜の名所らしいです。
お城自体も高台にあって、海が見えてかなり眺めがよいので、一月から2月の桜の時期にもし沖縄に来られる機会があれば、お天気がよい日に一度足を運んでみてはどうでしょうか。世界遺産好きじゃなくても、きっと満足されると思いますよ。
この後、名護パイナップルパークに立ち寄って帰りました。晩御飯は、回転寿司。沖縄ならではの、イラブチャーや海ブドウ、名前の覚えられない長いカタカナ名のお魚を頂きました。どれも不味くはないのですが、ちょっとブヨッとした食感・・・。いい体験をした、という感想で締めておきます。

日曜日, 12月 27, 2009

斎場御嶽

暗くなる前に、初日を締めくくるにふさわしい場所へ向かいました。そこは、”斎場御嶽(せいふぁーうたぎ)”。斎場=最高を意味するそうで、敷地内にはいくつかの拝所がありますが、最奥部に三庫理(さんぐーい)と呼ばれる、沖縄で最も格の高い拝所があり、琉球の創世神であるアマミキヨが降臨する場所とされています。
かつては、男子禁制で、庶民は入口の御門口(うじょーぐち)を越えて進入することは許されなかったそうです。例外的に国王であっても、先に入るには袂の合わせを女装に改める必要があったというとても神聖な場所です。
世界遺産に登録され、いまでは観光地化しているこの様子、昔の人はきっと想像も出来なかったことでしょう。右の写真の三角岩の向こうに、少し開けた場所があって、そこが三庫理(さんぐーい)と呼ばれる拝所です。
観光客が数人いて観光地丸出しの雰囲気で、とても崇高な聖地じゃないわぁ、と思っていましたが、三角岩をくぐるあたりからちょっとしんみり。岩をくぐり抜けた瞬間、視界が開けた効果なのか、なんだか世界が変わった感じ。拝所からは緑の隙間から、久高島が見えます。この久高島こそが、琉球の創世神アマミキヨが天から降りてきて最初に国づくりを始めたという神の島なのだそうです。
う~ん、神秘的。心洗われた気分で、初日を終えました。

琉球王国

今年最後の旅行、行先は沖縄本島。寒い冬はやはり暖かいところへ行きたくなりますよね。世界遺産のない近場の海外より、世界遺産のある遠くの国内旅行へ、といったところでしょうか。
関西から飛行機で約2時間、辿り着いた那覇空港は20度ほどと、やはり温暖です。今回は本当のみの周遊で、行きたい場所は公共交通機関では不便なところに散在しているので、レンタカープランにしました。まずは、沖縄家庭料理の昼食でお腹を満たします。ゆし豆腐やジーマーミー(ピーナッツ)豆腐、フーイリチー(麩の炒め物)、スヌイ(もずく)の酢の物、ウムクジアンダギー(紫イモと芋葛を揚げたお餅のようなもの)、ニガナの白和えやシブイ(冬瓜)の漬物などなどを少しづつ頂きました。ご飯は黒米が混ざっていて、みそ汁は白みそでしたよ。
お腹がいっぱいになったところで、首里城公園に向かいました。言わずと知れた、琉球王朝の王城で沖縄県内最大規模の城(グスク)があったところです。沖縄戦と戦後の琉球大学建設でそのほとんどは失われてしまったそうですが、1980年代から再建が始まっています。現在復元された建物や城壁は世界遺産ではないですが、正殿の下に見られるような首里城跡が、『琉球王国のグスク及び関連遺産群』として登録されています。
一番有名なのは、すっかり見かけなくなりましたが、2千円札の絵柄にもなった“守礼の門(上の写真)”でしょうか。今日も、観光客の団体写真スポットとして人だかりが出来ていました。
料金を払えば、門をくぐって御庭から復元された建物内に入れます。ちょうど正殿は、漆の塗り替えの工事中でした。正殿内からその修復の様子も見られるようにしてありましたが、やはり日曜日は作業はお休みでした。正殿の外も中も、朱色がたくさん使われていて、日本式とは異なり、中国の影響を強く受けている様子が窺えました。正殿内では、玉座も復元されていましたが、金ぴかでとても豪華でしたよ。
公園内では、無料で観覧できる琉球踊りも披露されていました。三線の調べと、カラフルな琉球衣装が印象的でした。
守礼の門を出て、脇道に入ったところに石でできた門があります。知らなければ目もくれずに通り過ぎてしまいそうなのですが、こちらも立派な世界遺産。名前を、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)というのですが、何度読んでも覚えられません。きっと正しく読める人はいないでしょう。石門の背後に園比屋武御嶽と呼ばれる森があって、代々の国王が各地を巡航する旅に出る際必ず拝礼した場所だったそうです。園比屋武御嶽石門はこの御嶽の礼拝所として建てられたそうです。
そもそも、御嶽(うたき)というのは、琉球独特の宗教的な信仰における聖域のことです。琉球の神話の神が存在、あるいは来訪する場所であり、また祖先神を祀る場とされています。地域の祭祀においては中心となる施設であり、地域を守護する聖域として現在も多くの人々が信仰しています。沖縄本島や離島に集落ごとや町ごとに存在し、その全部は把握しきれないほどあるそうです。どの聖域も、琉球王国時代は男子禁制の場だったそうな。実際、首里城敷地内内にも御嶽と名前の付いた拝所がいくつかありました。
さて、琉球王国関連の遺産として、首里城にほど近いところに“玉陵(たまうどぅん)”というところがあります。ここは、いわば琉球版の王家の谷といったところでしょうか。歴代の琉球国王や妻、その子供たちの遺骨が納められたお墓になっています。
個人的には、歴史的な背景よりも、ただひたすら”たまうどぅん”という音の響きがつぼにはまってしまったのですが。
首里城に近いのに、あちらの喧騒が嘘のように静かなところでした。曇り空なので、写真ではとても重々しく見えますが、やはり御墓ということで厳かな気分になります。というか、ちょっと不気味で、暗いときには足を運べる雰囲気じゃないです。
写真では小さくて見にくいですが、左右の円筒状の屋根の部分に雄雌の獅子がいます。立ち姿の獅子、沖縄なのにシーサーじゃないのね・・・。
少し重々しい気分になったので、次は明るい所に行きたいなぁ。と思ったのですが、お天気がイマイチです。結局、距離的に近くにある“識名園(しきなえん)”に行くことにしました。
識名園は琉球国王の別荘というか、中国からの使者などの客人を迎えた迎賓館として使われていた場所で、今も整備された庭園が美しい場所です。
雨こそ降らなかったのですが、やはりお天気が良かったらなぁ、と思わずにはいられない風景です。復元された御殿の中にも入れますが、一見昔風の沖縄のお家、という感じ。でも、高台にあるにもかかわらず海が見えないようになっており、これは中国から来た使者に「琉球は大きな国だ」と意識させるための工夫だとか、細かいところにこだわりがあるようです。識名園も世界遺産の一部に登録されています。
初日にしていろんなところに回りましたが、まだまだこれでは終われません。暗くなる前にもう一か所!

木曜日, 12月 24, 2009

Holy Christmas



今日はクリスマス・イブ。煙突がないのでお家に入れなかったのか、駐車場にプレゼント↑が届きました。赤とグリーンがクリスマスらしい、とっても嬉しいサプライズです。

火曜日, 12月 22, 2009

ゆずだるま

今日は冬至、一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日です。それを知ってか知らずか、湯布院からの旅のお土産に、鬼柚子と小ぶりの柚子ちゃん、それに関西では見たことがない赤い柚子こしょうを頂きました。緑の柚子こしょうはこちらのスーパーでもよく見かけるし、実際に鍋の薬味や調味料としてお世話になっていますが。
冬至はこの日にゆず湯に入り、カボチャを食べると風邪をひかないと言われています。
せっかくのお土産、ゆず湯もいいけどやっぱり味わいたな、といことで今回は柚子ゼリーにしました。鬼柚子、名前にゆずがついても正確にはザボンや、ブンタンの仲間だとか。ワタの部分が厚く、皮がふわふわです。果汁はたっぷりですが、やはり酸味が強いので、お水とはちみつで甘みを加えて仕上げました。大きな鬼柚子は、器にしてもたっぷり入ります。
それにしても、このところ柚子繋がりの話題が多いですね。

土曜日, 12月 19, 2009

スコーン

休日のブランチに、起きて早々にスコーンを焼きました。この間作った柚子ジャム以来、ちょっとジャム作りが楽しくて、柿ジャムも作ってみたので、合わせて食べてみたかったからです。
スコーンなんて、とっても久しぶりに作りましたが、超簡単。小麦粉とバター、ミルクがあればあとは合わせてこねるだけ。生地を休ませるのに30分かかりますが、その後にオーブンで15-20分焼く時間を合わせても1時間ちょっとで作れます。失敗知らずなのもうれしいところ。表面に薄く牛乳を塗っておくと、いい色に仕上がります。焼きあがりは、ふんわりバターの香り。全粒粉を混ぜているので、少し香ばしい匂いもします。
ちょっと面倒でも、スチーマーでミルクを泡立てて、カフェラテにしました。
奥に映っているガラスの器に入っているのが柚子ジャム(左)と柿ジャム(右)です。柿はペクチンが少ないのでジャムには不向き、ということで、柚子ジャム作りで使った柚子の種のペクチンを再利用しました。どうも灰汁取りをさぼったのが悪かったらしく、いまいち色も綺麗に出ず、梅酒を加えたおかげで味は引き締まり、美味しいのですが見た目はイマイチです。でも、スコーンにはどちらかというと、柚子ジャムより柿ジャムの方が合いました。
柿色?のカフェオレボールとお皿は、ルクルーゼのもの。限定色だったピーチピンクです。ピンクというよりオレンジですよね、やっぱり。

日曜日, 12月 13, 2009

キャンドル・アレンジ

今月のフラワーアレンジは、キャンドルを使ったアレンジ。
昨年のこの時期は生花のリースで、真中にキャンドルを置くととってもクリスマスらしくなったのですが、今回はオアシスの真ん中にまずキャンドルをセッティングして、その周りにお花を埋めていくというアレンジです。キャンドルは、使用した渋いグリーンと、オレンジ、パープル、オフホワイトの4色。キャンドルの色から選ぶのか、お花を選んでそれに合わせたキャンドルを選ぶのか・・・、メインがキャンドルだけに迷うところですが、結局いつも通り気に入ったお花から選んでいきました。クリスマスらしい色合いで、赤&グリーンも考えたのですが、色鮮やかな薔薇と同じくビビッドオレンジのラナンキュラスに目がとまり、他の花と合わせるのが難しいと分かっていながら、来月はラナンキュラスを使うレッスンなので、デメトラという名前の薔薇に決めました。隙間を上手に埋めるには、やはり大柄なお花を顔にするのがよいかと、お相手に選んだのは、同じオレンジ系のミックスカラーのアマリリス。前に似たようなの使っている気もしますが。後は、色を合わせて相性の良かったアンスリウムとガーベラにしました。

葉物はとっても良い香りのするユーカリと、色の変化が楽しいプロテアコルダータという、初めて見る葉っぱです。先の方だけ紅色に色づいて、ハート形しているのがなんともかわいらしい。
コルダータとは、ラテン語で心臓を意味するらしいですよ。

火曜日, 12月 08, 2009

柚子の香り

無農薬で収穫したという、立派な柚子を頂きました。触っただけで、手のひらにふんわりいい残り香が移ります。せっかくの無農薬ですから、皮まで活用しようと、柚子マーマレードを作ってみました。ネットで調べたところ、皮はそのままだとかなり苦みが強いようなので、一旦火を通し、さらに水にさらして苦みを抜くというのが秘訣らしいです。そんなわけで、まず皮を剥いて苦みの強い白い綿の部分をスプーンでこそげて煮たら、部屋中に爽やかな香りが充満したうえに、その煮汁がとっても綺麗な黄色。皮はそのまま一晩、水につけておきました。煮汁は捨てるのが惜しくなり、煮詰めて岩塩と混ぜてお決まりのバスソルトも作ってみました。ちょっと香りが弱いので、レンジで乾燥させたみじん切りにした皮を加え、さらにグレープフルーツの精油も投入。かなり香りは弱いですが、完成。そうして、ジャムのとろみに欠かせないペクチン収集のために、柚子の種も別にして水につけておきました。
そして、二日目。袋の部分もペクチンが豊富ということで、果汁を搾った後の果肉と一緒に、手抜きしてフードプロセッサーにかけました。水にさらした皮を薄切りにし、このフードプロフェッサーかけたもの、柚子全体の重さの60%の上白糖を合わせて鍋でことこと。砂糖が溶けたところで、ペクチンたっぷりでどろどろの種を付けていた水も加え、程よいとろみが出るまで煮詰めます。最後に果汁を加えてひと煮立ちさせ、念のため煮沸消毒した瓶に詰めました。
最終的に小瓶3つと+αができました。ヨーグルトにかけて味見したことろ、すこしソースっぽくゆるい仕上がりですが、とってもフルーティでした。