水曜日, 9月 08, 2010

懐石料理 桝田

平日の晩ごはんに贅沢を、なんて久しぶりだなぁ。今宵は、職場の後輩が計画したお食事会に便乗させていただくことになりました。
行先は京都・大阪のミシュランガイドで1ッ星を獲得したミナミの名店、”桝田”です。季節感あふれる、眼にもお腹も楽しませていただける日本料理の数々に舌鼓。二度目の訪問ですが、この前に来たのはもう5年ほど前になるでしょうか・・・。
9月に入りましたし、テーマはやはり”初秋の味覚”でしょうか。
まずは、新ものの銀杏が→
ビールで乾杯、によく合う一品です。
そうして、ぷりぷりのウニに目を奪われた二品目↓。
湯葉豆腐に貝柱、ウニ、のりのジュレが載っています。口当たりが抜群によい、始まりからテンションの騰がる一品。

椀ものには、アワビ↓。お椀の蓋を開けると、裏に金彩の鮮やかな菊の模様が現れて、お吸い物の上には菊の花びら、という趣向が憎い。菊、も秋の花ですね。

お造りは、いかとトロ↓。お好みでのりで巻いて、頂きます。
金目ダイのお寿司↓。煮こごりと一緒に。ほんのり甘めで上品な味付けが絶品です。
盛り付けが美しい、名物の八寸↓。4人で来たので、長~いお皿に人数分が彩りよく並べられ、圧巻の眺めでしょ。少し早めですが、中秋の名月にちなんで、ウサギの器が使われています。銘々皿までウサギの形で、なんとも可愛らしい。
桝田の焼き印が押された卵焼きは、2時間かけて焼き上げられるのだとか。
金時草のお浸し、いかに詰め物をしたもの。プチトマトのワイン煮、などなど。
ウサギの器に入っていたのは何だったけか・・・、忘れてしまいました。ハモ、かなんかの魚卵の和え物だったと思うのですが。どれも、美味しく頂きました。

トウモロコシの中に、詰め物をした品は、作り方を聞いてびっくり。実の部分を桂むきして、詰め物をしてもう一度巻きあげているんですって。トウモロコシの桂剥き、はじめて聞きましたが、粒の部分がばらばらにならないもんなんですね。手前の高野豆腐のようなものは、じゃがいもで出来た甘くない和製チーズケーキのようなもの。このあたりで、もうずいぶんとお腹は一杯でしたが・・・。
続いては、焼きもの。鯛の山椒焼き↓。

これでもか、とまだまだ贅沢なお料理が続きます。ハモと松茸の一人鍋↓。
お鍋というより、お吸い物の感覚で、満腹ながらもペロリと平らげてしまいました。

そして、お食事は子持ち鮎の炊き込みご飯↓。赤だしと香物付きで。
これもまた、人数分を土鍋で炊きあげて頂いて、その場で盛り付け。香ばしくて、魚卵のプチプチ感がくせになるおいしさ。













思わずお代わりまでしてしまいましたが、さすがに全部は食べきれず。でも残りは、人数分のお握りにしてお持ち帰りさせてもらえます。
〆はデザート。季節のフルーツのゼリー寄せ↓。
 
これで、1万2千円のコースになります。内容を考えれば、かなりお値打ちかも。もう少しお安いコースもありますが、桝田に行くならこちらのコースがお勧めとの口コミが多数。
季節毎にこんなお料理を楽しむ、心と懐の余裕が欲しいものです。

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