金曜日, 7月 30, 2010

霧のサンフランシスコ

サンフランシスコ名物は数あれど・・・。ゴールデンゲートブリッジ、ケーブルカー、ベイエリアのフィッシャーマンズワーフやアルカトラズ島なんかが有名どころでしょうか。坂道が多い、霧の街というイメージも強いですよね。
そんな今日も、朝から霧が立ち込めていました。これまでずっと晴れていただけに、逆にサンフランシスコらしくて気分が盛り上がります。散歩がてら、ケーブルカーでベイエリアまで出かけようと思い立ったのですが、肝心のケーブルカーに乗り込むには長蛇の列が。待つのも時間がもったいなくて、結局バスで移動することにしました。ホテルから、チャイナタウンを突っ切ってベイエリアに向かう路線、バスの中はほぼ中国人で占められ、バスの中も外も熱気と喧騒でちょっとぐったり。
外の空気が吸いたくなって、ベイエリア手前の高台でバスを降りて、世界一曲がりくねった坂道として有名なロンバーストリートを歩いてきました。 住宅街の中にある、このストリート、曲がりくねり具合は半端じゃない・・・。徐行運転の車をわき目に階段を降りていくと、アジサイが咲いていて、とても良い雰囲気。
坂道の途中で撮った写真、曲線具合が伝わりますかね?遠くには霧に佇むコイトタワーも見えます。前回のサンフランシスコ訪問時はこの塔に登ったなぁ、と思い出にも浸りつつ、こんな坂道の途中にも住居やガレージがあり、通勤や車庫入れが大変そう、と要らぬ心配をしてしまいます。
ここからベイエリアまではすぐそこ。霧に浮かぶゴールデンゲートブリッジを記念撮影しに埠頭の方まで歩いてみました。振り返れば、霧に包まれたサンフランシスコの摩天楼が。雰囲気は格別ですが、写真映りは、やはり晴天の方がいいのかも・・・。
帰りこそはケーブルカーで、と思いましたがやはりすごい混雑でした。またバスでホテルに向かいました。バス停探しに迷っていると、上品な初老の女性が親切に案内してくれて、ちょうど同じバスに同乗することになり、サンフランシスコのいろんな話をしてくれました。三方を海に囲まれていて、海流の影響により、季節による温度変化が少なく、真夏でもこんなに涼しいのよ、とか、内陸の山手の方で暖められた空気がベイエリアのほうに流れ込んできて海面で冷えるから、こんな霧が特に夏場に発生するんだ、とか、89年に起きた大地震の話など、いい(英会話の)勉強になりました。アメリカでは地震は珍しいけれど、サンフランシスコでは体感できないほどの小さな地震は毎日のこと、はサンフランシスコに来て地震を体験したって自慢するアメリカ人観光客も多いのだとか。これに関しては地震大国の日本から来た私には、ふ~ん・・・としか反応できませんでしたが。
散歩程度のつもりが、思いのほか時間をかけてしまって、友人との約束に遅刻するハメに。ピッツバーグ留学をきっかけに知り合ったこの友人(日本人女性)は、すでにこちらでの生活も5年目に突入し、そろそろ就業ビザに切り替えようかという近況。やはり日本のものが恋しかろうと、ジャパンタウンでランチすることにしました。通りの表記がカタカナだったり、?な感じの五重の塔があったり、摩訶不思議。
カリフォルニアロール&醤油ラーメンなんぞを堪能した後、サンフランシスコの観光案内でもよく紹介されているビィクトリア調の家並みが眺められる、アラモ・スクエアという公園へ向かいました。フルハウスのドラマでロケにも使われた場所だそうです。

そこでは、あまりのんびりする暇はなく、ホテルに戻って、夕方に郊外で行われる結婚式に出かける準備をしました。レンタカーの手配に手間取ったのと、予想外の渋滞で、まさかの遅刻…。でも、ゴールデンゲートブリッジを渡った向こう岸は快晴で、青空の下のドライブは素敵でした。
式はゴルフコースの一画の芝生にガゼボを設えての野外ウェディングでした。その後のパーティーもとってもlovelyでsweet♡ アメリカでの結婚式は初体験でしたが、トスと呼ばれるスピーチがあったり、ケーキカットがあるのは日本と同じで、目新しいかったのは、新郎新婦のダンスのあと、参列者みんなで踊り明かす勢いで盛り上がったことですかね。

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