土曜日, 10月 30, 2010

ブナ林

白神山地は、青森県から秋田県にまたがる広大な山地帯(全体の面積は13万ha!)の総称で、このうち人の手が入っていない、原生的なブナ林で占められている区域(約1万7千ha)が1993年に世界遺産として登録されました。登録されている区域の青森県側の面積はそのうちのほぼ4分の3を占めるそうです。世界遺産地域は、中央部の核心地域と、周辺の緩衝地域に分かれていて、核心部はもちろん手付かずの原生林なので観光客が気軽に足を踏み入れることが出来ることはできません。緩衝地域やさらにその外側の整備された森林が観光対象になっています。
まずは白神ラインで森林内をドライブして太平洋側に抜け、十二湖まで足を伸ばそうとしたのですが、先週に降った雪で通行止めとのこと。初手から計画が頓挫。しかも、白神ラインは舗装されていない林道なので、通行止めでなくても観光客にはお勧め出来ないルートだと言われました・・・。とりあえず、通行止めになってない区間の津軽峠まで車で乗り付け、マザーツリーを見て来ました。
紅葉というより、夏の猛暑で葉っぱが枯れちゃったのかな~。葉は落ちずに残っていたものの、あまり色づきはよくありません。
近くから見る岩木山の眺めが絶景!
曇っているので写真ではあまり色合いがよくありませんが、肉眼で見るともっと橙~褐色、所々黄色の色の変化がきれいに見えましたよ。
その後、ブナ林の遊歩道を散策しながら暗門の滝を目指しました。
こちらのブナ林は、まだ緑~黄色の葉をたくさん残していました。晴れていれば、日が差し込んでもっと綺麗なんだろうなぁ。滝までは、川沿いに登る遊歩道がこれもまた閉鎖中だったため、ブナ林の散策路を経由して、結構な距離と高低差があり、ちょっとしんどかったです。
最後は、日暮れとの戦い。曇りだった上に、山の日が沈むのは早いので、暗くなる前に引き返そうと足場の悪い道を早足で進みました。人が一人通るのがやっとの細い通路なので、混雑する時期は大変でしょうね。日暮れ前で、シーズンが終わりかけに訪れたのは正解だったかもしれません。辿り着いた第3の暗門の滝、まだ上に第1・2の滝があるそうですが、時間的にも体力的にも断念。ヨセミテのmist trailを彷彿させる展開でした。
今日のお宿はアクアグリーンビレッジ ANMONのロッジ。山の中なのに、暖房設備もお風呂も完備の快適なお部屋で、人工温泉ながら露天ぶろ付きの大浴場にも入れて、大満足。星空が見られると最高だったんですけどねぇ。

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